叢雲。放雲。
1.沸き立つ雲。激しく起る雲。
2.勢い付く隈(汚穢)。はびこる隈(汚穢)。
3.放雲。放隈。 隈・汚穢を祓うこと。
「ムレクモ」とも言う。 叢雲はシナトの風に弱い。
『叢雲 起こし 炎
吹き 飛礫 雷 地 搖すり 民を揺すりて 迫め寄する』8文
『叢雲覆ひ 暗ませば シナトを招き 吹き払ふ 炎を吐きて 室
焼けば タツタ姫招き これを消す』8文
『簸川の上の 八重谷は 常に叢雲 立ち昇り 背に茂る 松・榧の 中に八岐の 蛇
居て』9文
(『卑郷の守の 結谷は 常に叢雲 立ち昇り 背に茂る 曲・朽の 中に病曲の 愚霊居て』)9文
『もしも叢雲 明を奪ひ 道に障りの あらん時 シナトベの神 現れば』22文
『道の明奪ふ 八重雲を シナトの風に 押し払ひ 夜も明け方と 知らすべし』22文
『叢雲 蝕虫を 付くれば
君の 自らに 祓ひ "カセフの 纏り"
なす 故 よみがえり 瑞穂充つ よりて
"果実の 祭" なす』31文
天村雲命。天牟良雲命。
カンミの曾孫。ミチネの弟。アヒワケの祖父。 =アメフタヱ
(天二上命)
オモイノカネの後任として日夜見になるが、テルヒコと共にアスカへ下る。
その後タチカラヲが日夜見となるが、ニニキネに同行するため、再びムラクモが日夜見に就く。
ところがムラクモ(叢雲) という名では暦をつくるにも、陽陰(日月)を見る目が曇るというので、アメフタヱという名をアマテルより賜る。
コヤネから祭の文
(天文) を与えられる。コヤネからイセの神教人を受け嗣ぐ。
この人物も大変な長寿で、コヤネを上回るかもしれない。
高知県室戸市吉良川町、五所 (ゴショ)
神社
徳島県阿波郡市場町犬墓字白水伊笠山上、伊笠
(イカサ) 神社
富山県高岡市二上、二上射水
(フタカミイミズ) 神社
★『旧事』度會神主(わたらいのかんぬし)等の先祖。
★熊野坐神社内の真名井社:天村雲命。高千穂に天真名井(アメノマナイ)
があり、天孫降臨の際にこの地に水がなかったため、水の神・天村雲命(あめのむらくものみこと)
が天上へ戻り、水種をここに移したと伝えられる。
┌─??────────────??─────┬アマノミチネ トヨケ┬ヤソキネ───┼タカキネ───────┬オモイカネ └ムラクモ ├カンサヒ ├スクナヒコナ ├フトタマ ├イサナミ ├ミチコ(アマテル典侍) ├クシタマ └ツハモノヌシ └コタヱ(アマテル内侍) ├ヨロマロ ├アヒミタマ ├イクタマ ├アヨミタマ ├タクハタチチ姫(オシホミミ内宮) └ミホツ姫(クシヒコ妻)
■アメフタヱ─天波与命─アヒワケ─彦国見賀岐建興来命─彦田都久禰命─┐ │ ┌──────────────────────────┘ │ └彦建津命─彦久良為命─オオワカゴ─オトワカゴ
『ムラクモは ミチネが弟 ウスメヒコ ミケモチの孫 カンタチは コモリの初子』20文
天村雲命。
=アメヰダキ
香川県高松市一宮町、田村(タムラ)神社
徳島県吉野川市山川町村雲、天村雲(アメノムラクモ)神社
京都府城陽市水主宮馬場、水主(ミズシ)神社
★『旧事』天香具山の子。
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