コトサカノヲ

→ 語義
  

事解男命。 
タカヒト
(イサナキ)イサコ(イサナミ)の2番目の仲人となり、成功する。 
イサナミに床酒の作法を教えている。
全国各地の熊野神社にイサナミと共に祭られていることから、「御隈野の臣」というのは、ハヤタマノヲとコトサカノヲを指すのではないかと推察する。
  

新宮市阿須賀町、阿須賀 (アスカ) 神社
  

根の国ヒタカミの二尊の仲人を務めたということから、ハヤタマノヲとコトサカノヲは元来は旧中央政権(オモタル朝)に属していた臣で、二尊の結婚を契機にそのまま二尊に侍るようになった、などと勘ぐったりする。
  

トヨウケの 姫のイサコと うきはしを ハヤタマノヲが 渡しても 融けぬ趣き 融き結ぶ コトサカノヲぞ』2文
コトサカノヲが 道 聞けば 床酒は先ず 女が飲みて 後 男に進む 床入りの 女は言 挙げず 男の装い 女が知りとつぐ』4文

  

  

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