稜威雄走神 (馬領り)。
タマキネ(トヨケ)
の孫。ミカサヒコ。
タケミカツチ(ヒサヒコ)
の父。アマテルの馬屋治め。「ヲバシリ」は「馬知り・馬領り」の意。
トヨケから馬術を習い、「乗教人(ノリヲシエド)」に任命され、イフキヌシ・ソサノヲ・タカヒコネなど、教え子は総勢85万3018人に及んだ。六ハタレ退治に功のあった武人の活躍は、ヲバシリに習った馬術があったればこそ、ということで『イツ(逸)』の名を賜る。
島根県大原郡木次町大字里方字宮崎、斐伊
(ヒイ) 神社
長崎県壱岐市芦辺町箱崎大左右触、左肆布津
(サシフツ) 神社
茨城県鹿島郡神栖町大字息栖、息栖
(イキス) 神社
┌─??──────ヲバシリ────────タケミカツチ │ ┌─??───────────??──────┬アマノミチネ トヨケ┼ヤソキネ───┼タカキネ───────┬オモイカネ └ムラクモ ├カンサヒ ├スクナヒコナ ├フトタマ ├イサナミ ├ミチコ(アマテル典侍) ├クシタマ └ツハモノヌシ └コタヱ(アマテル内侍) ├ヨロマロ ├アヒミタマ ├イクタマ ├アヨミタマ ├タクハタチチ姫(オシホミミ内宮) └ミホツ姫(クシヒコ妻)
┌フツヌシ ??┤ └アサカ姫┐ ├─アマノコヤネ─┐ ツハヤムスビ─??─ヰチヂ─┘ ├オシクモ┬アメタネコ─ウサマロ ・・・ ・・・ ・・・オオカシマ │ │ ├ヒタチ ├(アウヱモロ) トヨケ─??─ヲバシリ─タケミカツチ─ヒメ──┘ │ └(タケチノコリ)
*アウヱモロとタケチノコリについては推定。
★『古事記』稜威雄走神−甕速日神−ひ速日神−武甕槌神。 天之尾羽張また伊都之尾羽張とも書く。
『左の臣は オモイカネ 右サクラウチ カナサキは 日を写します 大老臣 カダはウケモチ ヲバシリは 馬屋治めぞ』19-1文
『時にヲバシリ ヒタカミの 宮に詣でて 道
乞えば トヨケの尊の 教えには』19-1文
『ここにヲバシリ 道を得て 日々に百度 乗り慣るる 千万調ひ 練り熟れて やや得る地道 十九の技』19-1文
『年を重ねて 練り熟れて 荒乗り三十九 華技も また熟れ聳みて 厳乗りの 五十九
サツメの 妙技の 乗り法定む』19-1文
『御言宣 "乗教人" と なる
寄子 イフキドヌシや ソサノヲと 総べ八十五万 三千十八の 守に伝ふる 乗り技も』19-1文
『乗弓の 功
立つる モノノベを 恵み給ひて ヲバシリに "逸"
の名 賜ふ』19-1文
『この尊は トヨケの孫の ミカサヒコ その子ヒサヒコ カシマ尊 雷
拉ぐ 功を タケミカツチと 名付くこれかな』19-1文
『ニニキネの 御幸 ホツマの ニハリ成る 乗り法召せば ヲバシリが 技を受けたる タカヒコネ』19-2文
『逸ヲバシリと タカヒコネ 二荒神と 二月シヱ 祭る乗弓 並ぶ頃かな』19-2文
馬退りの坂/馬尻の坂。別名:往き交い坂。往き来の丘。
ヲハシリの坂は「馬が尻込みする坂」の意で、箱根峠を指す。 =ヰツヲハシリ
カル君の子のシマツウシとカスガマロ(コヤネ)
が行き交った坂。
オシホミミはここの洞 (箱根の洞)
に入り『箱根神』となる。
神奈川県足柄下軍箱根町元箱根、箱根
(ハコネ) 神社
★「い行き会ひの 坂の麓に 咲きををる 桜の花を 見せむ 兒もがも」万九
『上るホツマの "ヲハシリの 坂"
に行き会ふ 御使人は 御内に侍る カスガマロ 担を据えて 松の蔭』11文
『シマツは駒を 乗り放ち 寿ぎ終えて 西
東 "往き交ひ坂"
の 名に残る』11文
『秋 帰る時 また会えば "往き来の丘"
の 名こそ得る』11文
『ついに掘る ヰヅヲハシリの 洞穴に 自ら入りて 運廻神』24文
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