大日諸 (合江守)。
河内の県主。
オホマ、イトオリ姫 (綏靖天皇の勾当)
、ヌナタケ姫 (クシネの妻)
の父。
ナガスネの反乱の時、大和の層富にタケチノコリと共にナガスネ軍の動きを防ぐ。
神武東征軍は、河内草香のアウヱモロの館で戦備を整え、クサエ坂にてナガスネヒコと初戦を交える。
オシクモ無き後、層富と河内 (河内の枚岡辺りはオシクモの所領だったらしい)
を兼ね治める。
ヤマト平定後に春日県主になったらしい。
★『書紀』河内國草香邑 青雲之白肩之津(あおくものしらかたのつ)に至る。
★十市県主系図によると大日諸=武研貴彦友比命。大間宿祢の父。
★大和国十市郡飫富郷に多座弥志理都比古神社があり、現在の奈良県磯城郡田原本町多にあたります。「多神宮注進状」によると、八井耳命これを創斎し、その母
(ヰソスズ姫) 族の従兄弟にあたる春日県主遠祖の大日諸命を祭司とし、崇神朝に十市の太郷に神社を建て、此の社の旧名は春日宮といったが、後に多神社という、とあります。
■コヤネの子孫と思われる (オシクモの子で、タネコの弟だと都合がいいんだが)。
┌フツヌシ ??┤ └アサカ姫┐ ├─アマノコヤネ─┐ ツハヤムスビ─??─ヰチヂ─┘ ├オシクモ┬アメタネコ─ウサマロ ・・・ ・・・ ・・・オオカシマ │ │ ├ヒタチ ├(アウヱモロ) トヨケ─??─ヲバシリ─タケミカツチ─ヒメ──┘ │ └(タケチノコリ)
*アウヱモロとタケチノコリについては推定。
?? ツミハ─クシミカタマ┐ ┃───────??─────アダオリ姫 ├┬────アタツクシネ (カヌナカワミミの典侍) オオタ─ミラ姫───┘: ┃────┬イイカツ │ アウヱモロ─ヌナタケ姫 │ : └ヌナソ姫 └ミスズヨリ姫 ┃───┬オオヤマトヒコスキトモ ┃──────────タマテ │ カンヤマトイハワレヒコ─カヌナカワミミ └クシトモセ
*ミスズヨリ姫をアタツクシネと兄弟としている部分は推定。
アウヱモロ──┬オオマ─────┬フトマワカ──┬サタヒコ──┐ │ │ │ │ ├イトオリ姫 └イトヰ姫 └イイ姫 │ │ │ └ヌナタケ姫 │ │ ┌──────────────────────────────┘ │ ├ヰサカヒコ──┬マソヲ─────マシタ姫 │ │ └オオヰ姫 └ヰサカ姫
『速浪立つる 水みさき 名も
"浪速の 港” より 山後川を 逆上り 河内草香の アウヱモロ 館に軍 調ひて』29文
『クシミカタマは オシクモと ナガスネ撃てば 逃げ行くを』30文
『追ひて河内に 留まりて タケチノコリと アウヱモロ 大和の層富に 防がしむ』30文
『筑紫のタネコ 喪を治め 四神祭りて アウヱモロ 河内を兼ねて 治めしむ』30文
『春日 合ふ江の 守が女の イトオリ姫を 勾当に ミコナカ橋の ヲシテ守』31文
『ヌナソ姫立つ 内つ宮 これはクシネが オフエモロ ヌナタケ娶り イイカツと ヌナソ生むなり』31文
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