オホマ

→ 語義
  

(合曲)。
「曲りが直ること」の意。
ヤマトタケの生前の希望によって、アイチタにコピーされたハラ宮(新ハラ宮)にある殿の名。
ヤマトタケは、自分の過去世であるソサノヲを「かわあひの野」に「おほみや」を建て「ひかわ神」として祭っている。この「おほみや」に「おほま」は対比されていると思われる。

「かわあひ」:「あいちた」 「おほみや」:「おほま」 「ひかわ」:「あつた」

 

ハナヒコは 我が先神霊 知ろしめし 川間の野に オホミ社を 建てて祭らす ヒカワ神39文
『諸 継がひ みな送り行く 夜中まで かく六夜到り ハラ宮の オホマの殿に 神輿坐す』40文

  

  

オホマノカミ

→ 語義

  
オホマの神。 
オオタタネコ尾張連が名付けたヤマトタケの贈名。
  

奇霊を 真に畏れ 拝み去る オホマ殿より 宮遷し 差使 和幣 御言上げ』40文
『この時御使 タタネコと 尾張連と 新ハラの オホマの神と 名付くなり』
40文

  

  

オホマノトノ

→ 語義

  
オホマの殿。
ヤマトタケの死後、生前の望み通りにハラアサマ宮が模写されて、アイチタ新ハラ宮(熱田神宮)が建てられる。その新ハラ宮のオホマの殿にヤマトタケの御霊を納める白御輿が一旦置かれる。
新ハラ宮はハラアサマ宮のコピーであるから、オホマの殿に相当するものがハラアサマ宮にもあったはずと思う。
  

■オホマ殿は、「烏喰の儀」の伝承から熱田神宮の御田神社ではないかと思っている。 
  

『諸 継がひ みな送り行く 夜中まで かく六夜到り ハラ宮の オホマの殿に 神輿坐す』40文
奇霊を 真に畏れ 拝み去る オホマ殿より 宮遷し 差使 和幣 御言上げ』40文
『この時御使 タタネコと 尾張連と 新ハラの オホマの神と 名付くなり』
40文

  

  

オホマノミヤ

→ 語義

  
オホマの宮。 
新蓬莱の宮 (熱田神宮)
  

尾張ツシマに 到る時  迎えば 子の如く 共にオホマの 宮に入り 自ら作る 和幣 奉て』40文

  

  

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