川間の野 (汚穢の野)。
「川間の野」とは、低湿地や沼地を表す。ここでは具体的には見沼の河畔。
また「かわあひ(汚穢)」は「あいちた」や「やすかた(安方)」と同義。
自分の先神霊がソサノヲであることを悟ったヤマトタケは、ここにオホミ社(追穢社)を建ててヒカワ神を祭る。汚穢隈を祓ったはずのヒカワ神だが、自分には川間
(汚穢) の場所がふさわしく思えたのだろう。
埼玉県さいたま市高鼻町、氷川 (ヒカワ)
神社
『ハナヒコは 我が先神霊 知ろしめし 川間の野に オホミ社を 建てて祭らす ヒカワ神 軍器は 秩父山』39文
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