館。殿。
国や県を治める政殿・政庁舎で、国司や県主の住居も兼ねる。 =クニカケ
『また"ヤ" のタミメ 社
成る いま宮殿に 民を治す 弥つは館ぞ』17文
『真榊の 二方 三方 十方 嘗て無く イヨに至れば コトシロが 館に入れて 主
問ふ』28文
『長に生まるる タケコ姫 タガに詣でて モノヌシが 館に終われば ススキ島 骸
納め 長生神』28文
『速浪立つる 水みさき 名も
"浪速の 港” より 山後川を 逆上り 河内草香の アウヱモロ 館に軍 調ひて』29文
『タカクラ褒めて 国守と ヲシテ賜わる ヤヒコ尊 長く住む故 妹婿 アメノミチネを 国造と 紀の館賜ふ』31文
『昔 菊の 花見とて ミスズヨリ姫 カワマタ姫 磯城クロハヤが 館に行き 御子生まんとし 三日病める』31文
『ミワのタタネコ 山背が 館に到れば サラス問ふ』37文
『タカヨリは 日の前
詣で ウチマロが 館で孫生む ヰココロが 斎名を乞えば』38文
『タケウチに ホツマ知る侍の 御言宣 北より津軽 ヒタカミや 橘の館に 道を聞く』38文
『相模の館に 入りませば 野に片鐙 トラガシハ 拾い考え 鐙
挿し 今 奉る 珠飾り』39文
『ヤマトタケ 叔母より賜ふ ムラクモを 姫が家に置き 伊吹山 帰り伊勢路に 傷むとき 館を歌ひ』40文
『遺し歌 御子や親族に 居り合いの 十九は 館で 出で立つは 旅屋に会える 客人と』40文
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