倭姫命。
イクメイリヒコ(11代垂仁天皇)
と二人目の内宮カバヰツキ姫の娘。 斎名:ヨシコ。
カバヰツキ姫が、ヤマトオオクニ神の垂(シデ)
を賜る夢を見て、孕んだことからこの名が付く。
生まれ付き、物を言わないホンヅワケのことを、イイの宮(イセタカ宮)で祈る。
またそこでトヨスキ姫の後を継ぎ、二代目のアマテル神の斎宮
(御杖代) となる。
イイの宮(イセタカ宮)からイソベに、そして遂にイセ宮
(サコクシロ内宮) へアマテルの神霊を遷す。
百八歳の時、八十物部と十二司をヰモノ姫クスコに移し、イセ神の御杖代をヰモノ姫に継承する。
その後も内機殿の磯宮で日の神を祭り続ける。
東征に先立って、ヤマトタケがヤマト姫を訪ねた時、錦袋
(天孫ニニキネが自ら記した火水の祓いの文が入っている)
とムラクモの剣を授ける。
ユムズミ──┬ツヅキタルネ────┬─カバヰツキ姫[2nd内宮] │(山城国ツヅキ県主) │ ┃────────ヤマト姫 │ │ イクメイリヒコ └サヌキタルネ │ ┃ └─カクヤ姫[内侍]
ミマキイリヒコ─┐ (崇神天皇) ├────イクメイリヒコ(垂仁天皇) ミマキ姫────┘ ┃ ┃ ヒコヰマス────────サホ姫[内宮1] ─────── (1)ホンツワケ ┃ ツヅキ県主タルネ───┬─カバヰツキ姫[内宮2] ──── (2)ヤマト姫 │ ┃ └─カクヤ姫[内侍] ┌ (3)ニシキイリヒコ ┃ ├ (4)ヤマトヲシロワケ(景行天皇) タニハチヌシ─────┬─ヒハス姫[内宮3] ─────┼ (5)オオナカ姫 │ ┃ └ (6)ワカギニ │ ┃ ├─ヌハタニイリ姫[典侍]───┬ (7)ヌデシワケ │ ┃ └ (8)イカタラシ姫 ├─マトノ姫[内侍] │ ┃ ┌ (9)イケハヤワケ └─アサミニイリ姫[内侍]───┴(10)アサヅ姫 ┃ オホクニサラズ──────カマハダトベ[内宮4] ────(11)イワツクワケ ┃ ヤマシロフチ───────カリハタトベ[??]─────┬(12)ミヲヤワケ ├(13)ヰイソタリヒコ └(14)ヰタケワケ
三重県伊勢市磯町、磯 (イソ)
神社
★伊勢神宮鎮座後も倭姫命を祭る神社は存在しなかったが、大正にはいり神宮司庁と地元宇治山田市から倭姫命を祭る神社を創建する運動を生じ、1920年1月4日に皇大神宮別宮として倭姫宮の創立が許可、1922年11月5日内宮と外宮の中間である倉田山に鎮座した。
『珠城宮 九年九月十六日 后
夢 ヤマトオオクニ 神の垂 賜えば孕み』36文
『月満ちて 生まずに病めて 三年後 九月十六日に 生む御子の 名はヤマト姫』36文
『"ホンツワケ ひげ生い騒ち もの言わず これ何故ぞ" 諸
議り ヤマト姫して 祈らしむ』36文
『三月八日 アマテル神を トヨスキは 放ちて付ける ヤマト姫』36文
『二十二年十二月 二十八日に ヤマト姫ヨシコ 今年十一
神に貢ぎの 御杖代』36文
『ワカゴ親子が 伴なひて 渦侍が御髪 上ぐるとて
落す櫛田に 年越えて 出で立つ初日 明けの原』36文
『妹背高宮に 入りませば 叔母と仕えて 九月
姫 粥もて兄の 殊 祈る 故 飯の宮[斎の宮]』36文
『三年後 トヨスキ齢 百三つで 御杖ならずと 見習わせ かねて願えば』36文
『この度は ヨシコを内の 親王とし 御霊笥かつぎ 斎野より 磯辺に移し 鎮めます』36文
『"良き宮所 南にあり" と ワカゴを遣れば ヰスズ郷 二百八万歳の サルタヒコ ワカゴに曰く』36文
『我 昔 神の賜物 サコクシロ 内宮に入れ 荒神霊 八万年待ちし 神宝』36文
『"和つ日月の サカホコギ 美しき鈴 地生太刀 かかんのんてん 時
待ちて 道 現わせ" と 朧げの 物ならず故』36文
『子にも得ず その主を待つ これ授け 長た生まれの 辻君は 元に還らん 持ち帰り 告げよとて更る』36文
『オオワカゴ 帰り申せば ヤマト姫 内に到りて 見て曰く "これ神風の 妹背の宮 三種は祭る 源"
と 礼ひ返す あぐら石』36文
『オオハタヌシと 八十供に ヰソスズ原の 草刈らせ 遠近山の 木を伐らせ』36文
『本末戻し 真中以て 大宮柱 敷き立てて 千木高しりて 宮
成れば 帝に申し』36文
『神も喜び 告げ曰く "昔
我が住む サコクシロ 繁き和み寄する 妹背の宮"』36文
『永く鎮まり 守るべし トヨケの神と 諸共ぞ" ヤマト姫より これを告ぐ』36文
『ヤマト姫 今年百八 喜びて "齢
至れば 我 足りぬ 我が八十モノベ 十二司 ヰモノに移し 仕えしむ"』
『ヤマト姫 内端殿の 磯宮に 開き静かに 日の神を 祭れば永く 倦まなくぞ』38文
『七日 妹背の 神に祈りて 磯の宮 ヤマト姫にも 暇乞ひ "君の仰せに 仇討に 罷る"
とあれば』39文
『ヤマト姫 錦袋と 剣 持ち 親王に曰く "陽陰御孫 染めし火水の 御祓 火水の障り 祓ふべし』39文
『昔 出雲の 国 開く ムラクモ剣 これなるぞ 謹み受けて 仇
平けよ な怠りそ" と 授けます』39文
『ヤマトタケ 叔母より賜ふ ムラクモを 姫が家に置き 伊吹山』40文
『伊勢に添え入る ヱゾ五人 敬いあらず ヤマト姫 咎め帝へ 進め遣る ミモロに置けば ほども無く 木を伐り民を 妨げる』40文
『十二月に上り 伊勢の国 愛妹の宮に 御座します 五十四年九月 三十日には 日代の宮に 帰りますかな』40文
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