『四道の エビス平け 君に告ぐれば 国安ぐ 秋
タタネコに 折れ枯れの 結解く纏りを 箸塚に なせば輝く 宣りの市』34文
『総てヱミシの 地
肥えて 服わざれば 取るも良し」』38文
『君 諸集め 宣給わく "ホツマのヱミシ 掠めると 誰人遣りて 平けなんや"』39文
『時に皇 矛を持ち "我聞くヱミシ 宗凌ぎ 粗長も無く 村君ら あひ冒し彫る"』39文
『山荒し 佞まし者や ちまた守 中にヱミシら 女男交ぜて 霊道欠けて 穴に住み 穢肉を食みて 毛衣
着』39文
『恵み忘れて 仇をなし 弓も良く射る 立ち舞いも 類
集めて かくれんぼ 野山を走る 技を得て 陽陰和る道 服わず』39文
『ヱミシの族 攻め上る 裾野に出会ふ ヤマトタケ ヱゾら欺き』39文
『"野の鹿が 活き鑽り立ちて 踏みしだく 楉結ひして 道を知る 望み回りて 狩り給え" 君は
"実に" とや 行き回む』39文
『仇
野を焼きて 欺けば 知りて鑽火の 向ひ火に 火水の祓 三度宣る 風
吹き変り 西煙 仇に覆えば 草を薙ぐ』39文
『燃え草飛びて 仇軍 焼き滅ぼせば 焼つ野や 剣の名をも 草薙と 足柄山に 迫め到る』39文
『相模の小野の 城攻めを 固く守れば 仇輩 四方に焚木を 積み上げて 七十日
日照りに 火攻めなす 乾き燃ゆれば』39文
『タツタの守の 現れて 熟聳池の 竜の雨 降り火を消せば 宮軍 勇みて仇を 半ば討つ』39文
『タケヒは先に 相模より ヱミシの土産
持ち上り 帝に捧げ 悉く 纏らふ形 申さしむ』39文
『伊勢に添え入る ヱゾ五人 敬いあらず ヤマト姫 咎め帝へ 進め遣る』40文
『ヱミシらは 人心無く 置き難し ままに分け置く 播磨・安芸 阿波・伊予・讃岐 佐伯部ぞ』40文
『その時に 西に侍ふ ヒルコ宮 皇子とヱビスの 謹みて 音声の初の 御教えを 聞かまほしげの 乞ひ願ひ』ミ和字
『延の縄の 釣はヱミス(クシヒコ)の 程々に 鮎[天]と鯛[尊]との 富ぞ招ける』フ064
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