ヒミツノハラヒ・ヒミツノキヨハラヒ・ヒミツノヲンハラヒ

→ 語義
  

火水の祓。火水の清祓。火水の御祓。
火と水(陽と陰) の穢を払い清めるまじない。
ヤマサ神の加護が得られる宣詞のようだ。
ニニキネがニハリ宮に渡座する時に、 オキツヒコが宣している。

ヤマトタケが東征に出発する前に、イソ宮ヤマト姫を訪れ、錦袋をもらっている。その中にはニニキネが記した火水の祓いの文が入っていた。
  

埼玉県児玉郡神川村二宮、金鑽 (カナサナ) 神社
  

■『秘密』は『火水』に由来するか。
  

『火水の密の 宝斧 荒み無ければ 潔く 煮揚ぐる食の ヒモロケを 捧ぐる据も 清らかに 結ぶ火水の 清祓22文
『活・優・跳の 大御神 聞こし召さるる 清祓 火水を神に 謹みて "清め給え" と 申して申す』22文
ヤマト姫 錦袋と 剣 持ち 親王に曰く "陽陰御孫 染めし火水の 御祓 火水の障り 祓ふべし』39文
『仇 野を焼きて 欺けば 知りて鑽火の 向ひ火に 火水の祓 三度宣る』39文
ヤマトタケ 髪梳き清め 白橿の 太刀ハラミの 御柱と 祈る火水の 清祓39文
『なお雲覆ひ 道絶つを 火水の祓ひ 三度宣る シナトの風に 吹き払ふ』39文

  

  

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