白樫・白橿
(精かし)。
しらかす(精かす)、しらげる(精げる)
の意の物実。
『愛しきよし 我家の方ゆ
雲
出立ち 雲は大和の 国の幻 復棚引くば 青垣の 山も籠れる』38文
『山繁は 命の真十よ 煙火せば ただ子思え 熟山の 白橿が枝を 頭に挿せ
愛子』38文
白樫の太刀
(精かしの起ち)。
ヤマトタケはサガムのオノの城が火攻めに逢っているのをヤグラの岳より望み見て、キビタケヒコを大磯へ、オオトモタケヒを大山に派遣し、自らは髪を梳き清め、白橿の太刀をハラミ山の御神体として『火水の祓』を宣る。するとタツタの神
(コノシロの竜)
が現れ、コノシロ池の水を竜に吐きかけさせてオノの城の火を消す。
★『from
大山街道』
大山街道は江戸赤坂御門を起点として、雨乞いで有名な大山阿夫利神社(神奈川県伊勢原市)までの道をいいます。東海道と甲州街道の間を江戸へ向かう脇往還(五街道以外の支街道で、休泊機能の備わった道)として、「厚木街道」「矢倉沢往還」等とも呼ばれてきました。
大山詣は、江戸を中心とした関東一円の他、遠江、駿河、伊豆、甲斐、信濃、越後、岩代、磐城などにも及んでいたと推測されています。参詣の際には納太刀(おさめだち)をする習慣があり、自分の背丈よりも長い木太刀を担いでいる参詣者の姿が多くの浮世絵などに描かれています。
『ヤマトタケ 髪梳き清め 白橿の 太刀をハラミの 御柱と 祈る火水の 清祓』39文
『タツタの神の 現れて 熟聳池の 竜の雨 降り火を消せば 宮軍 勇みて仇を 半ば討つ』39文
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