クサナギノツルギ

→ 語義
  

草薙の剣 (曲和ぎの剣)。

  1. アマテルがハルナハハミチと戦う時に、ハヤアキツ姫クサナギの八重剣を携えて伴をしている。
    この八重剣が、三種八重垣剣の原型だと思われる。
      
    『前に引き据え 垂上ぐる  ヤサカニの環珠 セオリマフツ ヤタ鏡 アキツ 腐薙 八重剣8文
      

      
  2. オホナムチが出雲の国を去るときに、官軍側にクサナギの矛を与えている。
    これはヤマタノオロチの尾先から出てきたハハムラクモの剣ではない。 
      
    『今 退らば 誰かまた 敢えて平れなん 者あらじ 我がクサナギの この矛に 平らし給え』10文
      

      
  3. ヤマトタケハラミの裾野で火攻めに遭ったとき、向い火を放ち、剣で燃え草を薙ぎ散らして、敵を焼き滅ぼしているところからクサナギの剣とも呼ばれるようになる。 この時、ヤマトタケはハハムラクモの剣を持参してはいるが、草を薙いだ剣がそれであったかどうかは明記されていない。
      
    『仇 野を焼きて 欺けば 知りて鑽火の 向ひ火に 火水の祓 三度宣る』39文
    『風 吹き変り 西煙 仇に覆えば 草を薙ぐ 燃え草飛びて 仇軍 焼き滅ぼせば 焼つ野や 剣の名をも 草薙と』39文

  

■つまりクサナギの剣はたくさんあったのだ。

  

  

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