八尺瓊勾玉・八坂瓊曲玉 (揺探和の環珠)。
ヤサカニは「恵み和す」の意で「環珠」はそのモノザネ。
ハルナハハミチとの戦いにおいて、アマテルがヤサカニノマカルタマ、セオリツ姫はマフツの八咫鏡、ハヤアキツ姫は草薙の八重剣を、それぞれ携えてハルナと対面する。
オシホミミがヒタカミで即位する時、三種の一つとして渡されている。これは「陽陰なる文(御機の文)」の物実だと思われる。
■「まかる・まかり」は「曲がる・曲がり」の意ではなく、「還・環・輪・真」の意。
■丸く透明な水晶玉のようなものではなかったかと推測している。ひょっとすると陰陽太極図のような2色に分れる珠だったかもしれない。また「真珠(しんじゅ)」とは、本来の意味は「まかたま」なのでは?
『陽陰の巡りの 蝕みを 見るマサカニの 中
濁りて 生むソサノヲは 霊乱れ 国の隈成す 誤ちぞ』7文
『前に引き据え 垂上ぐる 君
ヤサカニの環珠 セオリはマフツ ヤタ鏡 アキツ
腐薙 八重剣』8文
『このヤサカニの環玉 吾が貴霊と 用ゆれば 中子ますぐに 保つなり』11文
八尺瓊の玉・八坂瓊の玉 (揺探和の珠)。
上記の物と同じかどうか確認できないが、垂仁の頃、丹波ミカソの飼い犬アシユキが食い殺した、狢の腹の中で発見され、イソノカミに奉納した。アマテルからオシホミミに受け継がれて以来、ヤサカニのマカリ珠は三種宝から外されていることを考えると、紛失していたのかもしれない。
『丹波ミカソが 家の犬 名はアシユキが 食ひ殺す 狢の腹に ヤサカニの 珠あり 納む 石上』37文
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