ウチ・ウヂ
→ 語義
- サコクシロの内(宮)。 伊勢の宇治。
アマテル神とセオリツ姫は、他の十二后も罷ったのでイサワ宮からここサコクシロのウチ宮に遷り、二万年住む。アマテル神が罷った後、カスガはここを「アマテル神の内つ宮」と改め、伊勢の道を受ける神臣の氏侍所とした。カスガはここで太祝詞を司る。
サルタヒコはアマテルから賜った『サカホコギ』『美しき鈴』『地生太刀』の三宝をウチ宮に入れ、ヤマト姫らが宝の主を連れてくるのを8万年待ったという。このウチ宮が在った場所に伊勢神宮が建つ。
★「伊勢市」と称する前は「宇治山田市」と称しており、内宮周辺が宇治、外宮周辺が山田に当たる。
『セオリツ姫と 大御神 宮
移さんと ミモガワに 天上る地
得て サコクシロ 内の宮居に 二万年
経る』28文
『"鏡老なる 名が一人 憂い有り とて
これ纏り 受けぬ憂い" と 驚きて ウチに到れば』28文
『三年後 トヨスキ齢 百三つで 御杖ならずと 見習わせ かねて願えば』36文
『この度は ヨシコを内の 親王とし 御霊笥かつぎ 斎野より 磯辺に移し 鎮めます』36文
『我 昔 神の賜物 サコクシロ 内宮に入れ 荒神霊 八万年待ちし 神宝』36文
『ヤマト姫 内に到りて 見て曰く "これ神風の 妹背の宮 三種は祭る 源"
と 礼ひ返す あぐら石』36文
『能褒野に傷み 重ければ 虜五人を 宇治に遣り カシマ尊の 添人ぞ』40文
- 山城の宇治。
『四日宇治に行く 道すがら "良き人得んば 徴あれ" 矛取り
祈り 大亀を 突けば成る石 これ徴 宇治の亀石』37文
- 氏。大人。
【氏】ウヂ −広辞苑より−
1.血縁関係のある家族群で構成された集団。氏族。
2.家々の血統に従って伝えて称する名。また、家の称号。
『妹背は 八百万氏の 別ち無く みな天地の 法
備う』13文
『ヤマクイをして 召す時に 母・子
上れば 見給ひて 氏名を問えば 姫
答え』27文
- 蛆。
『髻の黄楊櫛 辺歯を 灯とし見れば 蛆たかる "厭や醜めき 汚なき"
と 足退き帰る』5文
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