イヅモノミコ

→ 語義
  

出雲の御子。
タマヨリ姫白羽の矢によって産んだ子。 =ミケイリ
  

『ある日また出で なす 白羽の矢来て 軒に刺す の穢気の 止まりて 思わず男の子  生み育つ』27文
『三つなる時に を指して "父" と言う時 矢は昇る ワケイカツチの 神なりと 世に鳴り渡る』27文

御子を  諸守乞えど 頷かず タカノの森に 隠れ住む ワケイカツチの 祠成し 常に御影を 祭るなり』27文
ヤマクイをして 召す時に 上れば 見給ひて 氏名を問えば 姫答え』27文
『親のタケスミ イソヨリが 名付くタマヨリ ハデが孫 子は父も無く 神生りぞ 父が無ければ 斎名せず 出雲の御子と』27文
『言葉も精し 透き通る 珠の姿の 輝けば 御言宣して 内局 ヰツセ養せば 御子の名も ミケイリ御子ぞ』27文

  

  

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