五十鈴原 (斎寿原)。
サコクシロ内の区域・地域を示す名
(「ハラ」は “場” の意)。
ミモガワ・ナカタガワ・ヰスズガワ・ヰソスズガワも同じ。
この区域にイセ宮 (伊勢神宮)
が建つ。
草原に戻っていたらしく、ヤマト姫はオオハタヌシや八十供に命じて草を刈らせている。
★『伊勢内宮神前祝詞』
神風(かむかぜ) の伊勢國(いせのくに)
折鈴(さくすず) 五十鈴原(いすずのはら)
の底津石根(そこついはね)
に大宮柱(おほみやばしら)
太敷き(ふとしき) 立て 高天原(たかまのはら)
に比木(ひぎ) 高知りて
(たかしりて) 鎮まり坐す …。
『オオハタヌシと 八十供に ヰソスズ原の 草刈らせ 遠近山の 木を伐らせ』36文
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