イブキヤマ

→ 語義
  

伊吹山。
  

★伊服岐能山(『古事記』)・胆吹山(『日本書紀』)・夷服岳(『風土記逸文』)・伊富貴山(『近江輿地志略』)などとも書く。坂田郡伊吹町と岐阜県揖斐郡春日村の境に位置、標高1,377メートル滋賀県の最高峰。記紀に、倭建命(日本武尊)が当山の山神を鎮定しようとしたところその正身(化身)である白猪(大蛇)が現われ、大氷雨を降らせて命を打ち惑わせ、のちこれがもとで命が崩ぜられたという伝説を記している。
『延喜式神名帳』には、坂田郡に伊夫伎神社、美濃国不破郡に伊富岐神社があり、平安初期には伊吹山神が近江美濃両国に祀られていたことが知られる。
★『日本書紀』景行天皇四十年の条に「日本武尊は近江の五十葺山に、荒ぶる神のあることを聞いて、剣を外して宮簀媛の家におき、徒歩でいかれた。胆吹山にいくと、山の神は大蛇となって道を塞いだ。」とあり、『平家物語』に「八岐大蛇、天降り..毒蛇となりて不破関の大路を伏塞ぎたり。..さる程に八岐の大蛇伊吹大明神は日本武尊に跳り越えられ」とあり、伊吹の神を八岐大蛇の変化と見なされていた。
  

滋賀県坂田郡伊吹町伊吹、伊夫伎 (イフキ) 神社
岐阜県不破郡垂井町岩手字伊吹、伊富岐 (イフキ) 神社
  

ヤマトタケ 叔母より賜ふ ムラクモを が家に置き 伊吹山40文
『"この御供 昔 伊吹より 帰さに捧ぐ 昼飯を 自ら炊ぎ 待ち居れど 寄らで行きます 千々悔み"』40文

  

  

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