和つ日月。和日月。日月。
世(よ)の日月。地(わ)の日月 とも。
1.(天を巡って地を) 和し恵む日月。
2.1の役目を地で負う位。中央政府の君。天皇。
「キ・ミ(君)」を、天空を回って天が下を和し恵む「日と月」と同一視したもの。
言い方を代えれば「あま照らす君」となる。(「キ・ミ」はもともと「日・月」の同義語)
ウヒチニ・スヒチ以降イサナキ・イサナミまでは、「キ・ミ(君)」は陽陰・男女のペアを意味していた。このペアは「和して照らす日と月」の機能を担う地位にある。妹背神
(太陽・太陰の分け神霊) のアマテル以降は、一人で「日(陽)と月(陰)」双方の機能を担うこととなる。
『天が下 和して恵る 日月こそ 晴れて明るき 民の父母なり』 『日月と我は 天地も照らすさ』 『キ・ミは あま照る 月・日なり』 『君は明も為し 蓋も為し 神の鏡の あま照らす 日月の君と』 『君と姫とは 日と月と 睦まじ 為さん』 『陽陰を束ねて 日月 為す 裳裾を汲め』 『上下 恵む 神となる "カ" は上の 遍く照らす "モ" は下の 青人草を 恵まんと』 |
【日嗣】ヒツギ −広辞苑より−
(日の神の大命で、大業をつぎつぎにしろしめす意という)
天皇の位。皇位。天位。あまつひつぎ。
『アメノミヲヤの 眼より 漏るる日月と 天元神 三十二の神の 守る故 子種
成ること 覚えます』4文
『天が下 和して恵る 日月こそ 晴れて明るき 民の父母なり』7文
『流離手も ハタレも放来 満つ足らず カカンなすかも 手立尽き 故ノンテンも あに効かず 日月と我は 天下照らすさ』8文
『我 二尊の 道を成す 我が子つらつら 道
行かば 日月の栄え 天地と まさに際無し』11文
『和照る御子の ヲシホミミ 和つ日月は タカの首 タクハタ姫の 御内入り』12文
『キ・ミは和
照る 月・日なり 国守はその 地の照り 民も月・日ぞ』13文
『天の形は 巌山 日・月も地も 腹籠り 外は八重和幣』14文
『我が上は 日・月の潤を 下す故 代嗣
生まんと 思ふ時 目の垢 濯ぎ 朝日
祈り』14文
『父の波 母の和霊と 因み合ひ 昼は霊上り 夜は波の 上る日月の 一回り』14文
『人は元 中子・心派 日月なり 直ぐに罷れば 合ひ応え 陽陰の宮居に 還さんと 獣になるを 止むなり』15文
『菊菜
日月の 霊種ゆえ 食えば目の玉 明らかに 合い求むなり 陽陰の道 為す人
神に 合ひ求む』15文
『この間計りを 八段分け これに日・月の 二尺増し 万の人骸の 高計り』17文
『二尊の 御代の齢も 安らかに ヲウミのタガに 坐さんと 御子ワカヒトに 和照らす 日月を譲り ます時に』19-1文
『春の初日に 世の日月 御子オシヒトに 譲りまし 天よりイセに 下り居ます』19-2文
『和の日月を 受くる日の 三つの宝の その一つ 陽陰和る文の 道奥ぞこれ』23文
『鏡臣 末え滅ぶれば 民
離れ 日月 踏まれず 剣臣
末え滅ぶれば モノベ割れ 治を奪わるる』24文
『治は運廻 二重恵みぞ かに愛でる 君は明も為し 蓋も為し 神の鏡の 和照らす 日月の君と 守る運廻ぞ』24文
『ついに地上 ホツマ成る 和つ日月を 受け継ぎて ワケイカツチの尊となる』26文
『三十一万年 治むれば 齢も老いて 天の日月 今
ウツキネに 譲らんと』26文
『和つ日月を 若宮に 授け給いて 大上君 シノ宮に坐す』26文
『ミホツ頷き "大上君 心な傷め 給ひそよ 君と姫とは 日と月と 睦まじなさん"』26文
『君へ大君 遺し言 "天に日月照る 人・草も 暗には冷やすぞ 地の君も 暗に民枯るぞ』26文
『都には キ・ミ睦まじく 八百日経り ツクシの十八と 四十五万 年経て治む 和日月』27文
『和日月 譲らんために 御子を召す 皇太子は ヲニフより ミツホに御幸 まみえ済む』27文
『カスガ・コモリと 味
領らば 和つ日月の 栄えんは 天地暮れど 極め無きかな』27文
『三十年に知ろし 宮造り 太陽山下に 政
執る 和二尊の 譲り受け 和日の尊』28文
『和日月 御子のオシヒト 譲り受け 元のタカヒに 知ろし召す』28文
『本国の 日月を受けて 陽陰神の "祖に継がふる 君"の名も 六十万治め "契の神"』28文
『御子カモヒトは 日月受け ミツホを移す タガの宮 治むる民を 子の如し』28文
『陽陰を束ねて 日月為す 裳裾を汲め"
と 君・民の 教え遺して 天に還る』28文
『三度敬ひ 皆 受くる 和日月の 都取りかな』30文
『斎名ヤスキネ 歳五十二 和つ日月を 受け継ぎて カヌカワミミの 天君と 高丘宮に 初暦』31文
『皇子シギヒトの 歳三十三 和つ日月を 受け継ぎて タマテミ
天の 皇君』31文
『若宮 歳三十六 和つ日月を 受け継ぎて オオヤマトヒコ スキトモの 天皇と 称えます』31文
『和つ日月を 受け継ぎて カヱシネ天の 皇君 飾り拝ませ 四月五日 御上后と 母を上げ』31文
『和つ日月を 受け継ぎて タリヒコクニの 和つ君 斎名オシヒト 位
成る 飾りを民に 拝ませて』31文
『和つ日月を 受け継ぎて ヤマトフトニの 和つ君 斎名ネコヒコ』32文
『時 上鈴 五百四年一月 十四日 君 和つ日月を 受け継ぎて ヤマトクニクル 和つ君』32文
『和つ日月を 受け継ぎて 斎名フトヒヒ ワカヤマト ネコヒコ天の 皇と』32文
『嘆きて曰く "大御神 陽陰の道
成す 代々の君 継ぎ受け収む 和日月』32文
『ヰソニヱの皇子 歳五十二 和つ日月を 受け継ぎて ミマキイリヒコ 和つ君』33文
『イシコリトメの 孫 鏡 アメヒト尊の 孫
剣 新に造らせ 和照らす 尊のヲシテと この三種 和つ日月の 尊宝』33文
『和つ日月を 我
継ぎて 陽陰の和ふ日も 安からず 陰陽誤りて ついてせず 疫病起りて 民
治えず』34文
『明くる年 ネヤヱ一月二日 和日月 御世新玉の 一月十一日 神上りぞと 世に告れて』34文
『斎名ヰソサチ 歳四十二 和つ日月を 受け継ぎて イクメイリヒコ 天君と 飾りを民に 拝ましむ』35文
『"和つ日月の サカホコギ 美しき鈴 地生太刀 かかんのんてん 時
待ちて 道 現わせ" と 朧げの 物ならず故』36文
『和つ日月を 受け継ぎて 斎名タリヒコ ヲシロワケ 天皇の 歳八十一 三種宝の 天御使』38文
『人の身は 日月の振ゆに 養われ 恵み知らせん そのために 出で入る東西を 教ゆなり』ミ1文
『骨は "タ" の種 肉は "ラ" に 生まれ 日月の 潤いに 人態備ふ』ミ1文
『ミナカヌシ 天霧に乗りて 八方に行き 日月の道を 譲り
地に』ミ6文
『繁の向くは 亀も日・月も 千齢に見の 輝く華の 頃や向くらん』フ118
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