キネとミ・キとミ・キミ

→ 語義
  

木根と実。 木と実。 君。  =ヒツキ(日月)
キネ(木根) と キ(木・起・貴)は先行するものを表し、「陽・日・主・経」の属性を示す。 
ミ(実)は後に結ぶものを表し、「陰・月・副・緯」の属性を示す。
和つ君は本来は夫婦一対であり、男女二人を合わせて キミ(君) であった。
このペアは「和して恵る日月」の機能を担う地位にある。

  
『起は 華栄  熟み 西 身を分け生ふる 木の実ゆえ 木実は男女尊』1文
越国の ヒナルノ岳の 上宮に 木の実を持ちて 生れませば 庭に植えおく』2文
『君はその 木の実に因りて 男神は "" 女神は "" とぞ 名付きます』2文
『この頃キミは ハラミ山 登りて曰く 諸共に 国々巡幸り 民を治し 姫御子生めど 嗣子なく 楽しなきとて』4文
『幼名の "ウ" は '大い' なり "ヒ" は陽の輪  "ル" は陽の精霊 "キ" は熟ぞ』4文
『故 太陽霊貴の 尊なり "キネ" は女男の 男の君ぞ』4文
和つ君 一より十までを つくす故 "ヒト" に和ります "キネ" と "ヒコ" "ウシ" も和りなり』4文
キ・ミは和照る 月・日なり  国守はその 地の照り 民も月・日ぞ』13文
『女男違えど 上一つ 夫は日なり 嫁は月 月は本より 光 無し  日影を受けて 月の影 女男もこれなり』13文
『植え継ぎ五百の 後の初 五百継ぎ天の 真榊を キ・ミの御業と』18文
真榊二十の 余る頃 弁別 あらず 二尊の 継ぎてあまねく 和り恵り 民の教えは 直・肥や』18文
は産宮を な覗きそ 四月十五日より 七十五日は 日ごと産が屋の 産湯上ぐ 遺る法なり』
26文
忌みと斎ひ 穢れを立つる 日の本の 上の心を 知る人ぞ尊』26文
には キ・ミ睦まじく 八百日経り ツクシの十八と 四十五万 年経て治む 和日月27文
キ・ミの喪祭 四十八済み 御言に任せ 骸を イササワケ宮 "契の神"』27文
イサ川端なる 宮に居て 頷きあみて キ・ミ合ひて 名もイサナキと イサナミの 上二尊の 御子なきを』28文
山背の オシホに納む 東向き これヒメ尊の 罷る時 は山背に 埋ます故 イキスの宮の 西向きぞ』28文
『起は 華栄は 熟み 西 身を分け生ふる 木の実ゆえ  木実は男女和ふ 主なりけり』ミ1文
『"タ・ラ" の育つも 潤いも 照る東西南北の 中にいて キ・ミの治むる 纏り事 万機すべて 四方を備えり』ミ1文

  

  

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