裳裾。
裳の裾。下端。下の下。末の末。一番下。
=ミモスソ(御裳裾)・ミハノソヲ(御衣の末)・ソヲ(末)。
『総角し 裳裾を束ね 袴とし 五百瓊ミスマル 絡巻きて 千乗・
五百乗 肱に付け』7文
『弓端を振りて 剣 持ち 朽萎
踏んで 蹴散らして 稜威のお猛に 詰り問ふ』7文
『ミヤツ姫 寝巻のままに 出で迎ふ 姫の裳裾に 月穢の 染みたるを見て ヤマトタケ 短歌して』40文
『天祝うなる 御衣(菊散)の縁は 差使の 裳裾に充つる 恵み和うなり』フ005
『央 和うなる 御衣(御機)は裳裾も 綻びず ツウシ
ヨコヘの いとも賢し』フ085
裳裾を汲め。
裳裾は衣の端っこであり、あまり大事にされてない。ましてどこかに引っかかって破れていった布の端切れのことなどすぐに忘れてしまう。「あの時破れた僕のズボンの切れ端は今頃どうしているかなあ?」なんて誰も思わない。どうやら裳裾は「ふだん重視されず忘れられてる物事」を言うように思う。そして当たり前のことのように思って軽視している物事こそ実は大事を担っているから、それに思いを寄せて汲み取れということ。
『常に着く 差使八手の我が冠 衣と裳
"民に 緒を届け』28文
『陽陰を束ねて 日月為す 裳裾を汲め"
と 君・民の 教え遺して 天に還る』28文
『神尾末は 絹二流れ 四丈八尺 御子
神尾末に 縋り行く アマテル神の 遺る法』40文
『天祝うなる 御衣(菊散)の縁は 差使の 裳裾に充つる 恵み和うなり』フ005
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