ナオリノアガタ

→ 語義
   

直りの県。直入県。 
カヌナカワミミ
(綏靖天皇)の時、筑紫から御幸の要請が来る。御代りに "直り中臣 (タネコ)" を遣るが、タネコが行った穢治りの祓 (カセフの纏り) により、豊の国に "直りの県" というのができる。 
現:大分県直入郡竹田市から熊本県阿蘇郡の一部。
  

筑紫より 御幸を乞えば 御代りと 直り中臣 下らしむ 直りの 県 成る 三十二の主も 法を受く』31文
『それより 山背も 筑紫 "直り" も 出雲にも 伊勢花山も 年毎に 纏る "カセフ"ぞ』32文

  

  

ナオリネギノ

→ ねきの
  

直入禰疑野。
ナオリ県のネギノ。
大分県竹田市菅生辺り。
景行
クマソ征伐の折、ここに3ツチクモ (ウチサルヤタクニマロ) がいた。
  

大分県竹田市今506、禰疑野 (ネギノ) 神社
  

『"北西が窟に ニ地蜘蛛 名はアオクモと シラクモと 直入禰疑野に 三地蜘蛛 ウチサルヤタ クニマロと』38文
『この五地蜘蛛 朋族の 力 強きを 集め置く 強ち召さば 戦 せん"』38文

城原に返り フトマニ見 ヤタ禰疑野に 討ち破り ここにウチサル 降り乞ふ 許さず 故に クニマロも 滝へ身を投げ』38文

  

  

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