豊御気主。
ミケヌシは「ケクニ臣・政の臣」の言い換えと思われる。
タケイイカツの孫。アタツクシネの曾孫。
オミケヌシの父。
ヤマトクニクル(8代孝元天皇)
の時、雨が続きアワ海が溢れたことがあったが、ミケヌシはアワ国のミオで「オオナムチ田和祈」を行って稲を守る。それにより『大食主の政臣』の名を授かる。
★『旧事』六世の孫の豊御気主命(とよみけぬしのみこと)。亦の名は健甕依命(たけみかよりのみこと)。この命は紀伊の名草姫(なぐさひめ)を娶り、大御気主命(おおみけぬしのみこと)を生む。
■ ソサノヲ━オホナムチ━クシヒコ━コモリ┳カンタチ━フキネ ┃ ┗ツミハ━━━━┓ ┃ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃ ┗クシミカタマ━アダツクシネ━タケイイカツ━タケミカジリ┓ ┃ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃ ┗ミケヌシ━オミケヌシ━オオタタネコ━ミケモチ┳オオカモツミ ┃ ┣オオトモヌシ ┃ ┗タタヒコ
『ミケヌシ 御使に いのらしむ アワ国水尾に 田和神 晴れを祈りて 祓[カセフ]なす 』32文
『カセフ纏りは オオナムチ 出雲田和の 例し以て 六月十六日 祭りなす その教草の 守り以て』32文
『これオオナムチ 田和祈 六月十六日 行ひは 三百六十歌ひ 押草に 傷みも直る』32文
『田に額づけば よみがえる やはり若やぎ 瑞穂充つ 民
糧増えて 賑えば "大食主の 祭臣[政臣]" 名付く』
『言い終り 帰れど君は これ聞かず ミケヌシ親子 噤み居る』32文
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