突の宮。突宮。
「ト」は「突出」の意で、ツキヨミが気吹を上げた国を表し、四国
(突つ国) を指す。
「突の宮・突つ宮」は四国24県を治める政庁宮。またその宮の主たるツキヨミを指す。
=気吹の宮・気吹突宮
ハタレのイツナミチが蜂起したとき、ここに居たツキヨミがアマテルに急報する。
場所的には「事代が館=阿波宮」と同じである可能性が高い。
香川県仲多度郡琴平町、金刀比羅宮
(コトヒラグウ)
『弟ツキヨミは 日に次ぎて 民の政を 助けしむ イヨの二名の 治まらで ツキヨミ
遣れば 気吹上げ 突の宮に治す』6文
『またハタレ イヨの山より キシヰ国 渡り迫むるを 突宮の 告げに
諸 会い 守議り』8文
『先にツミハと タケフツと イフキの宮に 二十四県 して治めしむ』27文
『これの先 ハラのオシクモ 召し上す 弟ヒタチは 若き故 阿波のコトシロ 侍る宮』27文
『国々巡り 真榊の 二方三方十方 嘗て無く イヨに到れば コトシロが 館に入れて 主
問ふ』28文
『タナコ姫 イフキト宮に 生む御子の 兄はイヨツヒコ トサツヒコ ウサツヒコ
これ 御供に 行きてツクシの ウサに住む』28文
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