朽木。
朽ちた木。枯れ木。
安曇川を流れる枯れ木。
『船はいにしえ シマツヒコ 朽木に乗れる 鵜の鳥の アヅミ川行く 筏乗り 竿差し覚え 船と成す』27文
朽木川。
安曇川の別名。高島川とも。
★「高島町は北に安曇川町と接している。その町名のもととなっているのが安曇川だ。湖西に注ぎ込む川としては最大級。別名を、高島郡を横断することから高島川、中流の朽木の地名をとって朽木川ともいう。」
『朽木川 上り 山越え やや三日に ワケツチの北の ミツハメの 社に休む』26文
朽木谷。
★安曇川沿いに南北二十キロという長大な谷間があり、朽木谷といわれる。奈良時代、朽木谷から「朽木の杣」、すなわち材木を東大寺の建築用材として筏で搬出した記録が残っている。朽木谷一帯は名木の産地として古くから盛名をはせていた。
【若狭街道】ワカサカイドウ −広辞苑より−
京都から八瀬・大原を経、途中越(とちゆうごえ)・朽木谷(くつきだに)を通って小浜に至る道。古くからの要路で、若狭の鯖(さば)が京へ運ばれたので鯖の道とも呼ばれる。
『跡を慕ひて 朽木谷 西より南 山越えて ミヅハの宮に 追ひ着きて 乞えど返え無で タケスミに 含め留めて 馳せ帰り』26文
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