御ヲシテ。 =神のヲシテ
アマテルは世を辞む際に『みよの御衣箱』と『御ヲシテ』をコヤネを介して、ウガヤに授けている。
アマテル直筆の "世に遺す歌" と "還し宣歌"
ではないかと推測。
世に遺す歌
『常に着く 差使八手の 我が冠 衣と裳 民に 緒を届け
"陽陰を束ねて 日月為す 裳裾を汲め"
と 君・民の 教え遺して
天に還る とて
な傷めそ 我が神霊 人は上の者 上にある 我は冠
人草は 耳近き緒ぞ 胸清く 身は垢付けど 差使が見て 天に告ぐれば
差使の 八つの聞こえに 洗われて いのれもがもと 裳裾の
民を撫でつつ 差使の 清きに尊は ありと答えき』
〈28アヤ-5〉
還し宣歌
『人
常に 神に向はば 世の身々の 垢は天元の 差使に 清め賜ひて
サコクシの 振ゆの鏡に 入ると思えば』
〈28アヤ-5〉
『みよの御衣箱 御ヲシテと "汝
カスガよ 遺し物 タガに持ち行き 捧げよ"
と 自らこれを授けます』28文
『カスガは君に 奉る 神のヲシテと 差使の 冠と衣裳は 菊散ぞ』28文
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