さつめ  サツメ  satume

  

【(栄詰)・皐詰】
1.五の詰。(連歌の第3織の織詰、即ち第59句)。
  ゐそこ(五十九)に引き出される。

『おりつめのつす みそこはな みのつめゐそこ つすさつめホ39

2.59。

『みそよかも ひともとりして さつめへり』ホ16

3.発展。先進。

『またなれしみて いつのりの ゐそこさつめの たゑわさの のりのりさたむ』ホ191

 
さ(栄)」+「つめ(詰め)
「さ」は「さつき(皐月・五月
)」の「さ」で、ここでは「5」の意を表す。
「つめ」はここでは「ゴール手前・あがり前」の意で「九」を表す。

連歌においては「はな」が「発生・起り・基礎」などの意を持つのに対し、「さつめ」は「発展」、「ふつめ」は「熟成」、「つくも」は「至り・完成」などの意を持つのではないかと思う。

関連語:「つす」「はな」「ふつめ」「つくも

  

10/02/13

  

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