【七詰・(沸つめ)】
1.七の詰。(連歌の第4織の織詰、すなわち第79句)。
なそこ(七十九)に引き出される。
2.熟成。
『よのつめなそこ つすふつめ ゐのつめこそこ つすつくも』ホ39 |
[1]
「ふ(付・符)」+「つめ(詰め)」
「ふ」は「ふつき(七月)」の「ふ」で、ここでは「7」の意を表す。
「つめ」はここでは「ゴール手前・あがり前」の意で「九」を表す。
[2]
「ふつむ」の名詞化。
「ふつむ」は「ふつ(悉つ・沸つ)」と同義語「つむ(立む)」の合成。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
「はな」が「発生・起り・基礎」などの意を持つのに対し、「さつめ」は「発展」、「ふつめ」は「熟成」、「つくも」は「至り・完成」などの意を持つのではないかと思う。
10/02/13
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