ホツマにはたびたび登場するが、正体は不明。
ハルナハハミチをマフツの鏡に映したところ、ヌエアシモチだった。
ヌエアシモチが原因の筑紫オオクマトの曲腐を、アマテルは七草を賜って治している。
【鵺】ヌエ −広辞苑より−
1.トラツグミの異称。
2.源頼政が紫宸殿上で射取ったという伝説上の怪獣。頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎に、声はトラツグミに似ていたという。平家物語などに見え、世阿弥作の能(鬼物)にも脚色される。
(参考)【萎草】ヌエクサ −広辞苑より−
しなやかな草。しおれた草。なえた草。
『このハタレ ヌヱアシモチぞ 化け術に 誑らかす者 皆
斬らん』8文
『神 おもしろく 思すれば クマトに賜ふ 御饗には ヌエアシモチが 曲腐も』19-2文
『コゲウ・ハコベラ イタヒラコ スズナ・スズシロ スセリ・ナヅ この七種に 除くなり』19-2文
『七日の夜は 亥の三つに ヌエアシモチが 曲穢を』ミ7文
『ゴゲフ・ハコベ菜 イタヒラ菜 スズナ・スズシロ スセリ・ナズ
七ミソに除く』ミ7文
『七日祭る ミソの菜は ヌヱアシモチが 曲腐を』ミ9文
『ゴゲフ・ハコベラ イタヒラコ スズナ・スズシロ スセリ・ナヅ この七種に 除くなり』ミ9文
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