ハハ

→ 語義
  

1.母。  陰。水埴。穢。
2.蝕霊。 蝕まれた霊。人の恨みや妬みなどの曲った想念が、生き霊となったもの。 ≒イソラ
3.(2の物実) 下を這うもの。蛇。
  

『神力 祓い除かば 自ずから ハハイソラも 捩り返し 射る矢も受けず の矢は 必ず当る ハタレ霊の ワザや露わす』8文
ハハ[蝕霊]カガチ[屈霊]の 人身供と せらるる 七娘 残る一人の イナタ姫 これも食まんと』9文
八岐頭の 蛇 来て  八槽の酒を 飲み酔いて 眠るを 寸に斬る 蝕霊が穢避きに 剣あり  蝕霊放隈の 名にし負ふ』9文
『"ハハ" は空音 また"タタ" は 春の空廻を 地に編みて 慈くに足れば "タタ" と言ふ』
16文
『"タ" のオシテ 三光 円の 内に入る 足り助く法 天と父 上下 反す "ラ" のオシテ 地と母法』17文
『親が子を 孕めば乳足る 父・母は 実に足乳根よ "タ" もヲシも 乳無きの親よ』17文
九頭の 蛇が蝕めば シマツウシ 蝕霊 斬りふれば 逃げ至り 越しの洞穴  掘り抜けて シナノに出れば』28文

  

  

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