コシノホラアナ

→ 語義

  

越の洞穴。 
越国に抜ける洞穴。
シマツウシ
イトウヤスカタアマテルの三姫を祭っていたが、九頭の蛇(モチコの転生) が神の御食を蝕むので、蛇に取り憑く蝕霊を斬り離す。蛇は抜け穴を掘り逃げ、追って来る蝕霊を振り切り、シナノに出る。
   

★白馬洞 (はくばどう) は以前は『持ち穴村』と呼ばれていた。ここは九頭竜川の源流地点でもある。(現在は福井県大野市持穴)
★『帰雁記異本』「昔、この穴より竜馬出て、勝原と云う所まで飛びしに、ただ直ちに帰りし故、今勝原に「馬返し」と云う所有り、それより飛び出し半原の山にて笹を喰ひける。今この葉は片葉なり、それより飛騨へ飛びける。よってこの国を騨馬飛と書く。それより信州駒ケ岳へ参りしによりて駒ヶ岳というとかや。この穴を持つゆへ、持穴村という。」
  

九頭の 蛇が蝕めば シマツウシ 蝕霊 斬りふれば 逃げ至り 越しの洞穴  掘り抜けて シナノに出れば』28文

  

  

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