オノコロ

→ 語義
  

淤能碁呂・磤馭慮。(和恵)。

和し恵むこと/もの。
 ●(周りを和して恵む) 中心。中軸。中核。 御本尊。実柱精髄。都。
 ●(中心が) 和して恵む範囲。 国家。国土。一宇。安住の地。

オノコロという名前は「ホオコホ (「ゴロゴロ」 雷鳴の擬音)」という音が訛ったものだともいう。
二尊うきはしに立ち、天 (中央政府) から授けられた経と矛を用いて、退廃した日本に秩序と調和を復興しようと試みる。その和し恵む努力の結晶がオノコロ。二尊はそれを国家再生の中心基地とする。その場所はオキツの宮に同じ。そこに八紘殿を造り、その御柱を廻ることによって万物を生み、稲作・機織りの道を教え、ワイタメ(弁別) を回復する。
オノコロは日本の縮図に例えられることもある。

  

二尊は うきはしの上に さくり得る 祝の滴の オノコロに 宮殿 造り』2文
央ヤマト 万物 生みて 人草の 食も衣交ひも 道 成して 弁別 定む 功や』2文
二柱 うきはしに得る オノコロの ヤヒロの殿に 立つ柱 回り生まんと 言挙げに 女は左より 男は右に 分れ回りて』3文
『和してアワを 胞衣として ヤマト秋津洲 淡路島 伊予阿波二名 隠岐三子 筑紫 吉備の児 佐渡 大島3文
トヨケの尊の 教えあり 障るイソラの にて 胞衣の囲みは オノコロの 保籠とならば 往き宜し』4文
『因みの明は オノコロの 胞衣の形は 河車 臍の緒となる』14文

『ついに種成る オノコロの 胞衣臍の緒 河車 弥々肉を盛り 回り減る』16文
陽陰晴れて 和かに御幸 遊びます タカマは万の 国形 これオノコロと にこ笑みて 中の巌に 御座します』18文
『側にあり 陽陰御孫 御前に詣で 謹みて そのオノコロの 謂を乞ふ』18文
二尊の うきはしに立ち "この下に 国 無からん" と 経・矛以て さくる み祝の 滴りが 凝り成る州を オノコロと』18文
『下りて共に とつぎして 御柱回り アワ歌を 詠みてオノコロ 万物を 生みしは』18文
トコヨの道を 教ゆ クニトコタチも 和り恵り 堅地に八方を 何方と 生む国 総て オノコロぞ』18文
『かくぞ実心 尽し 以て 民も癒すく 和す国を オノコロ州と 名付くなり』18文
ミヲヤの巡幸る "ホオコホ" を 今 オノコロと 訛るかや』18文
『声の 'オ' は 'コワ' に収まる 'ヲ' の押手 野風に乗れる の 音は "コオコオ" 踏む跡の 野に人生みて 和るは 'ノ'』18文
『練地に喜ぶ 練地は 'コ'  人成る道は '' を用ひ その基は 'ロ'  オ・ノ・コ・ロの 四つは地に合ひ 国 治む』18文
『わざと好まで オノコロの もしも動かば よなおりを "オノコオノコ" と 祈るべし』18文
ヲシテ 矛は逆矛 二尊は これを用ひて 葦原に オノコロを得て ここに下り』
23文
ヤヒロの殿と 中柱 立てて回れば[恵れば] 央州 通るまことの 調の教え
23文
『この故に 二尊思す 音声道 オノコロ州の 中柱 回る男尊の 唇を 開く 'あ' 音より 延べ続く 御歌を編みてミ和字

  

  

オノコロノタマコ・オノコロノヱナ

→ 語義
  

オノコロの保籠。オノコロの胞衣。
中核・御本尊を保護する囲み。

  

トヨケの尊の 教えあり 障るイソラの にて 胞衣の囲みは オノコロの 保籠とならば 往き宜し』4文
『因みの明は オノコロの 胞衣の形は 河車 臍の緒となる』14文
『ついに種成る オノコロの 胞衣臍の緒 河車 弥々肉を盛り 回り 減る』16文

  

  

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