1.(調・綴) 和。調和と秩序。 =マト・ヤマト・イヤマト。
2.(経・瓊) 最尊重されるべきもの。 経。法。 (珠をモノザネとする)。
『練地に喜ぶ 練地は 'コ' 手 人成る道は 'ト'
を用ひ その基は 'ロ' 手』18文
『経はヲシテ 矛は逆矛 二尊は これを用ひて 葦原に オノコロを得て ここに下り』23文
『ヤヒロの殿と 中柱 立てて回れば[恵れば] 央州 通るまことの 調の教え』23文
『陽陰の御孫に 経を授け ヤマト治むる 御鏡は コヤネに授く 神の宗 矛の源 皇籠の尊』ミ序
『治め合て 調に潤せば 上(臣)も慕う 増して民をや 敬えて懐つらん』フ087
調の道。 =マト道・ヤマトの道
調和による秩序の道。和の道。相反するものを和し調えて直す道。
「陽陰なる道」「妹背の道」「トコヨの道」とほぼ同義と見て良いと思われる。
『尊孫の 千五百氏ある その中に 陽陰の道
得て 人草の 嘆きを和す 尊あらず あらねば道も 尽きんかと』4文
『ミソギに民の 調ひて 弥和通る 葦引きの 千五百の生田の 瑞穂
成る 和の教えに かかんして のん和国は てん大和』5文
『心を明かす 歌の道 ミソギの道は 身を明かす 和の道の 大いなるかな』5文
『我はトの道に 治む故 "オミ"
も "トミ" なり』23文
『また矛も 宝の故は 調の道に 国治むれど その中に 横転く者は 己が実に 合わねば道を 逆に行く』23文
『一人 悖れば 伴を増し 群れ集りて わだかまり 道
妨げば 召し捕りて 糺し明かして 罪を討つ』23文
『治むる道の 乱れ糸 切り綻ばす 器物 和の教えに 逆らえば 身に受く和の 逆矛ぞ』23文
『生みて教える 調の道を 受けて治むる 千五百村 調の道
通り 大年の 瑞穂得るなり』23文
『臣・小臣 驕り忍びて 道
守れ 我が身のための 八重垣はこれ』23文
『生れ素直に ヤマト道の教えに叶ふ スベラギの八重垣の翁 賜ふ名も ヤマトヲヲコの尊守』23文
『クシヒコ
生まれ 直ぐなれば 授く御矛に 鑑みて ミモロに入りて 時
待つも 道
衰はば また出でて 興さんためや』28文
調の教え。調の導き。 =マトの教え
調和と秩序の教育。調和と秩序への導き。調和への誘導。
またそのために「経・法」を教えること。これを行うべき立場の者が「トミ(臣)」。
イサナミは、調の道に逆らう者を排除する「逆矛」を表す。
これが「隈の神」の意味。
イサナギは、民を導き治める実戦部隊の臣を育てる「調の教え」を表す。これが「治汚の神」の意味。
アマテルはさらに「鏡の道 (マス鏡・ヤタ鏡)
」を加えて三種法とする。
『かく実心を 尽し生む 一姫三男尊 生みて余の 君・臣の充ち 調の教え 逆り惇らば 綻ろばす』3文
『禊に民の調ひて イヤマト徹る 葦引きの 千五百の小田の 瑞穂成る マトの教えにかかんして のん
アワ国は てん
ヤマト』5文
『往にし守 作り 授くる 経・矛あり 経は調ふる オシテなり』17文
『民は孫 工・商人も 曽孫・玄孫 物知るとても 蠢かで 調の導きに
入らざらんをや』17文
『曲松を 引き植え
新木 培えば 直木となるぞ 親心 細々篤き 調の教え』17文
『練地に喜ぶ 練地は 'コ' 手 人成る道は 'ト'
を用ひ その基は 'ロ' 手』18文
『日挿しは覆ひ 東・南に指せ 蔀は臣の 調の教え 通るを見るぞ』21文
『経はヲシテ 矛は逆矛 二尊は これを用ひて 葦原に オノコロを得て ここに下り』23文
『ヤヒロの殿と 中柱 立てて回れば[恵れば] 央州 通るまことの 調の教え』23文
『マトの教えは 昇る日の 本なる故に "日の本"
や 然れど ヤマト な棄てそよ』23文
『天より恵む トの神と 旨に応えて 守る故 人の中子に 合い求め 一つに致す 調の教え』23文
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