魂と魄。
人の上位的存在・本源。 =カミ(上・神/上下)
魂はムナモト(陽元=日)を起源に持つ陽のエネルギー体。
魄はミナモト(陰元=月)を起源に持つ陰のエネルギー体。また魄の陰エネルギーは肉体形成の元となる。
魂は天元神が下す「霊の結」を介して魄と結合して中子を結び、人はこの結合によって肉体生命を得ている。
厳密には中子は人のココロ(心)ではなく、本源という意味である。人の心情という意味でのココロは霊の結が生み出しているのであり、中子は無垢の神性である。だから霊の緒は「心(中子)の派出部・心(中子)の端」と言う意味でココロバ(心派)と呼ばれることもある。
地上での生命が終わるとこの結合が解け、魂はムナモトに、魄はミナモトに、霊の結は天元にそれぞれ還る。
『霊還し なさば苦しむ 霊の結も 解けてムネカミ ミナモトへ 魂・魄
分けて 神となる』13文
『十六万八千の モノ
添ひて 人
生まる時 元つ神 そのタエ守が 種下し モノと魂・魄 結ひ和す』14文
『血[霊]
穢れ
故に 霊の結も 乱れて
元に 還らねば 魂・魄
迷ひ 苦しみて 獣の種を 合い求む』15文
『十六万八千の モノをして 人の魂・魄 喜ばす 時に求むる 生れ付き 十六万八千に 品
替る』17文
『人のミヤビは 情け枝 陽陰より授く 魂と魄 結ぶ
命の 霊
中子 潤む霊は肝ぞ』17文
『魄の根は ムラト・心派 フクシ・ユフ ヨクラ・ヨコシや 根の六臓 渡るミヤビが ものを知る』17文
『永らひ節々に 楽しみて 尽くれば還す 身は黄泉 心は陽陰に 還え生まれ』ミ4文
『親つモノ 十六万八千と 守を得て』ミ6文
『人生まる時 神とモノ 魂・魄
結び 霊の結と 五臓六腑も その上の 十四経
備え 人と成す』ミ6文
『傍にトホカミ ヱヒタメの 八神は人の 霊の結を 膨み振らせて 永らえを 結び和せば』フ序
『アイフヘモオスシの神は キツヲサネ 五臓六腑を 調えり 三十二の神は 見目・形 日夜の随に 守らせば』フ序
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