腎。村戸。
腎臓。 =アフミ
ムラトは人が色に溺れることを防ぐために、その生気を巡らせて情の極端を平らす。
色情に溺れるとムラトを損なう。
【腎・村戸】むらと −広辞苑より−
(ムラドとも) 腎臓の古称。一説に、心。
万四「練(ねり)の―に詐(あざむ)かえけり」
『七月 臓・腎 八月
腑 九月は見目 シム十四経 声の四十八手 アワの神
』14文
『七月 血を熟て 五色埴 これ臓・腑と アフミなす』16文
『魄の根は ムラト・心派 フクシ・ユフ ヨクラ・ヨコシや 根の六臓 渡るミヤビが ものを知る』17文
『五腑六臓も 地の道 中子は君ぞ 肝は臣 脾は民よ 肺
垣 腎は平らす 腑 副手』17文
『ミヤビ 目付の 悪さ告げ 肺
構えの 暑寒も 衣替ゆれど 欲しに染む』
『時はかまわず 甘きには 脾
貪る 心指し 腎の息を 巡らすも 色に溺れて 霊実枯らす これ身の鏡』17文
『臣 常に人のイキスを 考えば 騙すば肺 色
腎 盗めば肝へ 損なえば 驚く中子 見目に知る』17文
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