アフミ(1)
→ 語義
アフミは「中央」、また「対」の意。
脊柱の両側に位置し、左右一対ある腎臓(ムラト)を言うらしい。
また左右一対の馬具は鐙(アブミ)。
『七月 臓・腎 八月
腑 九月は見目 シム十四経 声の四十八手 アワの神
』14文
『七月 血を煮て 五色埴 これ臓・腑と 腎
成す』16文
アフミ(2)
→ 語義
- 近江。
アフミは「釣合う位置・中央」の意。 =ヲウミ
『近江より 美濃を巡りて 妹背斎野 高日拝に 進
止む 高宮造り 鎮めます』36文
- 淡海国造。
大海宿禰。ミマキイリヒコ(10代崇神天皇)
の大典侍・ヤサカフリイロネ姫の父。
ヒコヰマスと息長水依比売の子の水之穂真若王(みずのほまわかのみこと)
だと思われる。
タニハチヌシ、カンホネの同父同母の兄弟。 オオタンヤワケの父。
春日親君−春日チチハヤ−オケツ−オケツ姫−ヒコヰマス−水之穂真若王−オオタンヤワケ。
★ヒコヰマスとオキナガミズヨリ姫 (アメミカゲの娘、アメミカゲはホノススミの孫)
の子に水之穂真若王がいて、これは近江安直 (オウミヤスノアタヘ)
の祖とされる。近江安は三上山のある野洲をいう。
★『旧事』成務天皇の御世に、彦坐王(ひこいますのきみ)
の三世孫の大陀牟夜別(おおたむやわけ)
を近つ淡海の安の国の造に定める。
★『書紀』一書に言う。大海宿禰の娘は八坂振天某辺(やさかふるあまいろべ)。
ワカヤマトネコヒコ┐
(開化天皇)├─ヒコヰマス─┬サホヒコ
オケツ姫─────┘ │
├サホ姫(垂仁1st内宮)─ホンツワケ
│
├タニハチヌシ────┬ヒハス姫[垂仁3rd内宮]
│ ├ヌハタニイリ姫[垂仁典侍]
│ ├マトノ姫[垂仁内侍]
│ ├アサミニイリ姫[垂仁内侍]
│ └タケノ姫姫
│
├アフミ───────┬ヤサカフリイロネ姫[崇神大典侍]
│ └オオタンヤワケ
│
├カンホネ──────┬ヱ・トオコ姫[ヲウス妻]
│ └ト・トオコ姫[ヲウス妻]
│
└小俣王────────タエマクエハヤ
ヒコヰマス─アフミ─┬ヤサカフリイロネ姫[大典侍]
│ ┃────────┬ヤサカイリヒコ─┬ヤサカイリ姫
│ミマキイリヒコ └トチニイリ姫 │[景行天皇の内侍・典侍・内宮]
│ └オト姫
└オオタンヤワケ──────フタヂイリ姫
┃─────┬イナヨリワケ
オウス ├タリナカヒコ(仲哀天皇)
├ヌノオシ姫
└ワカタケ
『大典侍に 近江がヤサカ フリイロネ』33文
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