ホノススミ

→ 語義
  

火進命。 
ニニキネ
アシツ姫の第二子。 斎名:サクラギ。 シラヒゲ守またスセリとも言う。 
常に釣りを楽しんでいたので、サチヒコ(鉤彦)、ウミサチヒコ(海鉤彦)。 
コモリ
六女のスセリ姫を娶り、ウツヒコを生む。 
ニニキネがミヅホに都を遷すと、ニハリ宮にいたホノススミはウカワ宮に移る。 
スセリ (シラヒゲ草) によってカニを治し、十四鈴という長寿を得た。
  

茨城県桜川市加茂部字明神山、鴨大神御子神主 (カモノオオカミノミコカミヌシタマ) 神社
滋賀県高島郡高島町鵜川、白鬚 (シラヒゲ) 神社
春日大社の本社内院、栗柄 (クリカラ) 神社
  

★『書紀』火闌降(ホノソスリ)命。「隼人等が始祖なり」、「吾田君小椅等の本祖なり」。
★『古事記』火須勢理(ホスセリ)の命。「隼人阿多君の祖」。
★『新撰姓氏録』「阿多隼人、豊乃須佐利乃命 (トヨノスサリ・火闌降命) の後也」。また「大角(大隅)隼人、出自火闌降命後也」とある。
■海幸彦という別名から、ワタツミとの親密な関係が伺われる。ホオテミはホノススミの持っていたワタツミとの関係を乗っ取ったと見るべきか。

  

アマテルオシホミミニニキネ┐
               ├ホノススミ
  カグツミマウラアシツ姫┘     ├┬ウツヒコ
                     ││
 オホナムチクシヒココモリスセリ姫─┘└─??──アメミカゲ

  

『初に出る名は ホノアカリ 斎名ムメヒト 次の子は 名もホノススミ サクラギぞ 末は名もヒコ ホオテミの 斎名ウツキネ』24文
『人成りに サクラギ カニの 曲 成せば  スセリ草にて カニ掃きて 曲枯れ癒ゆる 名もスセリ24文

ニハリに居坐す スセリ宮 昔の跡に 今 造る ウカワの宮に 移り坐す』25文
『常に狩りして 楽しめば "山鉤彦" と またスセリ 釣り楽しめば "鉤彦" と』25文
『試みに 海鉤彦が "鉤 換えん" 山鉤彦も 頷きて 兄は弓矢取り 山に狩る 弟は海に入り 釣りをなす』25文
『共に空しく サチ有らず 
は弓矢返え 鉤を求む は鉤を取られ 由なくて 新鉤求めば 兄は受けず』25文
元鉤 徴れば 太刀を鉤に 一箕に盛れど なお怒り 多無き元の 鉤を徴る』25文
会いて 問えばヤマクイ "これ昔 が鉤を借り 取られしを 今 取返し 弟宮から シガの守して 返さしむ"』25文
シガは鉤を持ち 奉る  窺ひて "わが鉤ぞ" と 言いつつ立つを 袖 控え "待ちぢ" と言えば』25文
怒り "道なく我を なぜ呪ふ 兄にはから 上るはず"』25文
『怒りて船を 漕ぎ出だす を投ぐれば 海乾く シガ追ひ行きて 船に乗る  飛び逃ぐる』25文
ヤマクイも 馳せ行きの 手を引けば シガまた投ぐる の水 溢れて既に 沈む時』25文
『" 助けよ  永く の駒して 糧 受けん" ここに許して 迎ひ船 宮に帰りて 睦みてぞ去る』25文
ウカワ宮 娶るスセリ姫 御子を生む 斎名ウツヒコ27文
諏訪ハフリ ハラ山の絵を 奉る 君これを褒む 同じ時 シラヒゲの孫 アメミカゲ アワ海の絵を 奉る』32文
『親を得ては が網に 契の神 兄 シラヒゲも 鉤 得て 和 成り』フ119

  

  

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