塩土。塩筒。塩筒男。(下治・下包)。
兄の釣り針をなくして途方に暮れる山幸彦
(ヒコホホデミ) を、船に乗せてツクシのハデツミの元へ案内する。
ツクシにいるタケヒトに、ニギハヤヒとナガスネヒコを討つように勧めている。
筑紫と深い関わりを持つ人物であることは間違いない。
鹿児島県熊毛郡上屋久町宮之浦、益救
(ヤク) 神社
宮崎県宮崎市青島、青島 (アオシマ)
神社
鳥取県八頭郡船岡町塩上、鹽野上 (シホノカミ)
神社
■「シホツチ・シホツツ」は「シホカマ・シホカミ」と混同されているが、別人と推定する。
■シホツチはアカツチ
(ナカツツヲ) と対を成す名に思われる。「シホ」は「シモ
(下) 」の変態であり、ソコツツヲ (底筒男)
の子孫なのかも知れない。
シマツヒコ─オキツヒコ─シガ───?─?─?─カナサキ─┬ハヤアキツ姫───アマツヒコネ : ├ミヤツヒコ :… … …アカツチ ├(アヅミ族との婚姻)──ホタカミ :… … …シホツチ │ └──シガ :… … …アヅミ └(ムナカタ族との婚姻)─ハテツミ └… … …ムナカタ─┬オサコ └アヤコ──────クマノクスヒ
『浜に頂垂れ 憂ふ時 雁
罠に陥つ これを解く シホツツの老翁 故を問ふ ままに答ふる』25文
『シホツツが 目無し交編み 張るべらや 満干の珠は ハテの神風』25文
『御言に任せ 骸を イササワケ宮 "契の神" 故は翁に 契を得て めぐり開ける 鉤を得たり 角出の契ぞ 膳出は』27文
『シホツチの 翁 勧めて "ニギハヤか 如何ぞ
行きて 平けざらん" 諸御子も "実に いやちこ"
と』29文
『シホツ翁が "これ行きて 平けざらんや"と 勧む故 大和正せば』39文
『陽陰御子の 日向に坐す ヤマト方の 流行り歌にも "乗り下せ ホツマ方平む 天下斎船"』39文
『シホツツヲ 勧めて大和 打たしむる これ折返に "天日西"
あり 故 打ち取るを 好しとなす』39文
『親を得ては 翁が網に 契の神 兄
シラヒゲも 鉤 得て 和 成り』フ119
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