キモ・ユフ

→ きも
  

肝。胆。(極)。
重要なもの。肝要。肝心。

  1. 人体の重要な部位。内臓器。 =魄の根根の六臓
    人の霊(中子)を潤すのは内臓器だという。

    『人のミヤビは 情け枝 陽陰より授く 魂と魄 結ぶ 命の 霊 中子 潤む霊はぞ』17文

  2. 特に肝臓。
    「臣」に喩えられる。(君は中心たる心臓に喩えられる)
    盗みを働くとキモを損なう。

    魄の根は ムラト心派 フクシユフ ヨクラヨコシや 根の六臓 渡るミヤビが ものを知る』17文
    五腑六臓も 地の道 中子は君ぞ は臣 は民よ  垣 は平らす 腑 副手17文
    常に人のイキスを 考えば 騙すば 色   盗めばへ 損なえば 驚く中子 見目に知る』17文
    『繁の抗の 経矛に充つの 争ひも 上が疎かに (臣)や潰むらん』フ115

  

  

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