シヰ

→ 語義
  

魄 (垂)。
魂・魄
(タマシヰ) の 魄 (シヰ)。  
ホツマでは魂と魄を別個のものとしている。
魄は肉体の元となる陰のエネルギー体。また肉体そのものを魄を呼ぶ場合もある。
魂は霊の結を介して魄と接続している。
  

ナチの若御子 ヌカタダよ イサナミ祭る 隈の神 鬼霊を 枯らす神 祭れば黒き 鳥群れて "カラス" と名付く』6文
『右の欲を 羨む人が 咬む故に 霊の結 乱れ 旋風の 岐にの 苦しみが 獣となるぞ  打たず』13文
霊還し なさば苦しむ 霊の結も 解けてムネカミ ミナモトへ 魂・魄 分けて となる』13文
十六万八千の モノ 添ひて 人 生まる時 元つ神 そのたえ守が 種下し モノと魂・魄 結ひ和す』14文
『血[霊] 穢れ 故に 霊の結も 乱れて 元に 還らねば 魂・魄 迷ひ 苦しみて 獣の種を 合い求む』15文
十六万八千の モノをして 人の魂・魄 喜ばす 時に求むる 生れ付き 十六万八千に 品 替る』17文
『人のミヤビは 情け枝 陽陰より授く 魂と魄 結ぶ 命の 霊 中子 潤む霊は肝ぞ』17文
魄の根は ムラト心派 フクシユフ ヨクラヨコシや 根の六臓 渡るミヤビが ものを知る』17文
『味も色目も よこしまに に肖り 身を枯らす 欲しも濯げば 味直り 妹背の道 成る』17文
『夢に神の告げ "畏祝 奉て 神祭れ ウダ・隅境も 逢境も かわせ邪霊を 残りなく これ潰人の  留む 疫病成す故"』33文
『親つモノ 十六万八千と を得て 人 生まる時 神とモノ 魂・魄 結び 霊の結と 五臟六腑も』ミ6文

  

  

シヰノネ

  
魄の根。

根の六臓
  

『放持ならぬ 教え種 納め諭せる 心派の 六端 濯ぎて 身を精らげ 陽央根に返る 神形』15文
魄の根は ムラト心派 フクシユフ ヨクラヨコシや 根の六臓 渡るミヤビが ものを知る』17文
心派悪しき 業なせば ミヤビ 中子に 告ぐ哀れ 人が人打つ 殺すをも 見れば除かん 思ひあり 転ぶも起す 哀れ枝』17文
『幹と派交わる 人身草 根 箱根空木 茎 一垂 四枝五葉 人身 小白花 秋 実は小豆 甘苦く 脾臓潤ひ を治す』24文
『"隔辺を乞の" 準えは 人の隔辺の 天の原 六宗は清く "戻ろそよ" 熾り明かして 還えば新に 違え生まるる 喩え歌』ミ和字

  

  

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