きく  キク  kiku

  

【(交く・着く)・聞く・利く・効く】
A: 合う/合わす。交じる/交ぜる。在る/現す。収(治)める。知る。執る。
  気が付く。反応・対応・対処する。

『ことさかのをか みちきけは とこみきはまつ めかのみて のちをにすすむ』ホ4
『みこのこゑ きききるときは おさななの』ホ4
『ここりひめ きみこれなみそ なおきかす かなしむゆえに きたるとて』ホ5
『かれのんてんも あにきかす ひつきとわれは あわもてらすさ』ホ8
『そらかみのれと すめらかみ つけなておらは おやおやや あらこききてん』ホ17

全部見る 

 
変態:「かく(交く・掛く・書く・構く・嗅ぐ)」「こく(扱く)
派生語:「きこゆ(聞ゆ)」「きこす(聞す)」「きこしめす(聞こし召す)」「きき(効き・利き)

 
 

【(離く・放く・欠く・転く・曲く)】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲がる/曲げる。

変態:「かく(欠く)」「くく(漏く)」「こく(放く)

 
 

【(帰く・掻く・漕ぐ・転く)】
C: 回る/回す。行き来する/させる。

変態:「かく(掻く)」「こく(漕ぐ)
派生語:「ききす(雉)

 
 

【(上く・高く)・利く・効く】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」

変態:「かく(駆く)」「こく(漕ぐ・焦ぐ)

 
 

【(転く・倒く・痩く)】
E: 負の方向に離れる/離す。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」

『そのなかに よこきくものは おのかみに あわねはみちお さかにゆく』ホ23

 
変態:「こく(転く・倒く・痩く)

  
 

【菊・(九・究・極)】
D: 正の方向に離れるさま。 高貴。究極。完成。円満。中心。

『ももにひな あやめにちまき たなはたや きくくりいわひ』ホ1
『ふたかみおはお たたゑます きくきりひめも あなかしこかな』ホ4
『をほとしきくの ちりわたこ ささけてまつる くりみさけ』ミ9

 
「きく(上く・高く)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある・主導する」などの意。

変態:「ここ(菊)
派生語:「きくきりひめ(菊桐姫)
独り言:「こく(極)」「きゅうきょく(究極)」

  
 

【キ・ク】
1.きつね&くつねの略。 =きくつね

『みたるきくみち ゐつなみち なるかみもとむ あゑのみち』ホ8
『これきくならん きつねとは きはねよりなる』ホ8

2.きくみち(キク満ち)の略。

『かたまろなける あけねすみ きくたみうはひ むさほるお』ホ8
『みなめして ちおそそくとき きくみたり すくにきつねの かけあれは』ホ8

 

10/02/26

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】