ききす  キキス  kikisu

  

【雉・雉子】
行き来させるもの。伝令使。

『おもむきつける ききすにて むかつひめより ことのりし』ホ6
『さほこより つはものぬしか かくみやに ききすとはせて』ホ7
『ここさわやまの はやききす ひなくるつけの たかまには かみはかりして』ホ8
『やとせふるまて かえらねは ななしのききす といくたす』ホ10
『おほなむち こたゑとわんと みほさきの つりえききすの いなせはき』ホ10
『ねつきゆみはり しきひこお ききすにめせと あにはこす』ホ29

 
きく(帰く・掻く)」と同義語「きす(帰す)」の合成「ききす」の名詞化。
ここでは「C: 行き来する/させる・回る/回す」などの意。

類語:「きし(雉)」「ききし(雉・雉子)」「いきす(イキス)

  

10/03/07

  

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