【此所・此処】
1.(心・身を)合せている所/時。焦点。
2.<副詞的に>
こうして。これを以って。斯く。斯くして。この時点で。
『むかしみちのく つくさねは ここにまつとて さつけまし』ホ6 『なりていさわに みやうつし ここにゐませは むかつひめ』ホ6 『いさなきは あつしれたまふ ここおもて あわちのみやに かくれます』ホ6 『ここにをさめて うむみこは いむなしつひこ たちからをかな』ホ6 『ここにはたれの ちおしほり ちかひととめて うしほあひ』ホ8 |
「こく(交く)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす」の意。
また「こ(交)」+「こ(処)」
【(極・究・上)・九・菊】
D:
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・先行する・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
● 9。高貴。究極。至高。完成。完全。中心。 =ここなし・ここな
『ここのくみとは やよいみか』ホ2 『ぬかおたまかき うちみやと これここのゑに くらふなり』ホ10 『これここなしの ときまちて かるるにほひも』ホ15 『なおみさのりの あちはひお ふかくまなひて ここにしるへし』ホ17 『なかのくたより はこふいき くるまのうてき ここのわの ひひきてめくる』ミ6 |
●軽くて先に上った陽。 =魂
『ここすとのみち ををんかみ つはものぬしと ふつぬしと たけみかつちに』ホ8 『ゐちちかゑらむ たまかえし ここすとのねお むすふふみ』ホ8 『こことむすひの なにすゑて かすかとのとそ たふとませ』ホ8 |
『そのぬしは かれにとひつめ ここさとし またうらとえは ついかたる』ホ17 |
「こく(上く・高く)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある・主導する」などの意。
また「ここ」はモトアケの中心部の「アメトコタチの九星」を意味する。九神が揃えば完璧なのである。
変態:「きく(菊)」「こく(極)」
類語:「こ(九)」「きわ(際)」「きみ(極・君)」「きり(限)」「きふ(九・究)」
派生語:「ここすと(上下・魂魄)」「ここのゑ(九重)」「ここな(菊菜)」「ここなし(菊菜)」「ここちり(菊散)」
【呱呱】【ここ】
(猿・乳呑子・キツネ・雉など)
様々な動物や人の発す音の擬音語。
『ここさわやまの はやききす ひなくるつけの たかまには かみはかりして』ホ8 『ここさわゆくや ひめおとり むらくもたひや ほたるひの わらひあさけり』ホ8 |
変態:「こんこん」「けんけん」「きゃっきゃ」「かか」「けけ」
09/12/27
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