【(添る・領る・障る・直る)】
A: 合う/合わす。収(治)まる/収(治)める。添う。来る。制する。直る/直す。
『をのなわの ゆうはさるたの つつまやか とりゐにほとお かくるかさなわ』フをなわ |
変態:「さふ(障ふ・支ふ)」「しる(知る・領る)」「すふ(据う・統ぶ)」「せむ(狭む)」「そふ(添う)」
派生語:「さる(領)」「さら(皿)」「みさら(召皿)」
【離る・去る・避る・曝る・(散る・反る)】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。反る/そらす。曲る/曲げる。
『きつのなとほむしさるあや』ホ1 『うたよみて はらひたまえは むしさるお』ホ1 『むしとひさりて にしのうみ さらりむしさり ゑおはらひ』ホ1 『とつきとは めのにわなふり をゆれなく をとりなきさる』ホ3 『こくみいふ さしめはまこと わかつまよ きみさりますの おしてあり』ホ7 |
変態:「さむ(褪む)」「する(擦る・掏る・剃る)」「そる(反る・剃る)」
【(更る・新る・浚る・渫る)・去る】
C: 回る/回す。行き来する/させる。一回りして戻る/戻す。
帰る/帰す。(あの世に)還る/還す。改まる。直る。更新する。
『むしとひさりて にしのうみ さらりむしさり ゑおはらひ』ホ1 『はなこおとろき ひにやふれ かみさりますと なくこえに きみいかりまし』ホ7 『たまかえし さるさるさわに おこるみちかな』ホ8 『おはさりませは かうのとの まつりとるゆえ よろまろお ひたかみのかみ』ホ11 『おきつひこ はらあしことに つまあれて みさほたたぬと ちきりさる』ホ13 『あめくまやれは すてにさり かたかうるその たねささく』ホ15 |
変態:「する(擦る)」「そむ(初む)」「たむ(回む・廻む)」「たふ(回ふ・廻ふ)」
派生語:「さら(更・新)」「さり(更)」「きさり(帰更)」「さらふ(浚う・復習う)」「かさり(替更り)」
【(鋭る・清る・優る・聳る)】
D:
正の方向に離れる/離す。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」
『ひのめくり なかふしのとの あかきみち やよろとめちの つきおさる』ミ6 |
変態:「さゆ(冴ゆ)」「さむ(覚む)」「すむ(澄む・済む)」「そふ(聳ぶ)」
派生語:「さらり」「さる(猿)」「まさる(勝る/真猿)」
【(退る・垂る・冷る)・去る】
E:
負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」
『わかちちさらは もろともの かえことなせは』ホ10 『わかこさりにき われもさる いまわれさらは たれかまた』ホ10 『わかくさなきの このほこに ならしたまえと いひてさる』ホ10 『かのちこお あめにおくれは かみのまえ えたそろはねは さらんとす』ホ12 『うねひやま ひるはくもとゐ ゆうされは かせふかんとそ このはさやきる』ホ31 |
変態:「さむ(冷む)」「しる(痴る)」「すふ(窄ふ)」「すゆ(饐ゆ)」
【猿】
D:
正の方向に離れるもの。勝るもの。ましなもの。
『そのもときけは むかしはは まさるにとつき よよおへて みなさることく』ホ8 『たまかえし さるさるさわに おこるみちかな』ホ8 『うつすかかみに なおさると おろちとみつち かけあれは』ホ8 『たちからを みそむつきます さるたひこ そむとしおれと これはまれ』ホ16 『そのなあらわす さるへらと かくらおのこの きみのもとなり』ホ24 |
「さる(鋭る・優る・聳る)」の名詞化。
【(去)】
分れ。分け。別。 =あかた(県)
『みぬさるをうみ もふさくは やつめひめかみ みねにあり』ホ38 |
「さる(去る)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・分れる/分ける」などの意。
12/02/23
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