【(添る・領る・障る・直る)】
A: 合う/合わす。収(治)まる/収(治)める。添う。来る。制する。直る/直す。
『をのなわの ゆうはさるたの つつまやか とりゐにほとお かくるかさなわ』フをなわ |
変態:「さふ(障ふ・支ふ)」「しる(知る・領る)」「すふ(据う・統ぶ)」「せむ(狭む)」「そふ(添う)」
派生語:「さる(領)」「さら(皿)」「みさら(召皿)」
【離る・去る・避る・曝る・(散る・反る)】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。反る/そらす。曲る/曲げる。
『きつのなとほむしさるあや』ホ1 『うたよみて はらひたまえは むしさるお』ホ1 『むしとひさりて にしのうみ さらりむしさり ゑおはらひ』ホ1 『とつきとは めのにわなふり をゆれなく をとりなきさる』ホ3 『こくみいふ さしめはまこと わかつまよ きみさりますの おしてあり』ホ7 『ところおさると さすらふと ましはりさると いのちさる』ホ7 『ははおすて つまさるいかん こたえいふ』ホ7 『おのれはさらす ははよりそ ゐゑすていつる ひめもまま』ホ7 『さるもももくら ふむかゐそ つかむのむそて よもそくら』ホ7 『われけかれなは ひめおゑて ともはちみんと ちかいさる』ホ7 『をしくさに あふけはほをの むしさりて やはりわかやき』ホ9 『もやきりふせる あおはかり さけてかんとお さらんとす』ホ10 『ほしゐおされは すすかなり たからほしきは すゑきゆる』ホ13 『つくはうし ほしおさるには みなすてて たのしみまつや』ホ13 『またとふたから さることは かすかまたとく ほしさるは すてすあつめす』ホ13 『むかふいもをせ ほしおさる すすかのをしゑ ををいなるかな』ホ13 『あめつちさりて とおけれは わたくしたつる このゆえに』ホ23 『けたのかは つえうちあかた おひやらひ ふたけたならは くにおさる』ホ23 『なんちはこのた こはおえす つまにならぬと けふさりて』ホ24 『きみうけて しかさるときに みことのり ふゆいたるひに ををまつり』ホ27 『いえはうつろゐ とひあかり なるかみしてそ さりにける』ホ27 『やわなきお おつてといえは みこもさる ことめかつくる くしみかた』ホ31 『とみもよおさり かりとのに をやにつかふる まことなるかな』ホ32 『さつさつすうた さるたみも つすにまつらて をゑにみたるさ』ホ33 『ややをゑされと とおつくに あらひとのりお またむけす』ホ33 『わきみわきみと なかれさる いくさおさめて みなかえる』ホ34 『かえりおとろき つまにとふ いわくおとめは きさにさる』ホ34 『なんちいろもて つかゆれと いろおとろいて めくみさる あになかからん』ホ35 『あめつちさるも とおからつ ひことにのほる とゆけかみ』ミ逸 |
変態:「さむ(褪む)」「する(擦る・掏る・剃る)」「そる(反る・剃る)」
【(更る・新る・浚る・渫る)・去る】
C: 回る/回す。行き来する/させる。一回りして戻る/戻す。
帰る/帰す。(あの世に)還る/還す。改まる。直る。更新する。
『むしとひさりて にしのうみ さらりむしさり ゑおはらひ』ホ1 『はなこおとろき ひにやふれ かみさりますと なくこえに きみいかりまし』ホ7 『たまかえし さるさるさわに おこるみちかな』ホ8 『おはさりませは かうのとの まつりとるゆえ よろまろお ひたかみのかみ』ホ11 『おきつひこ はらあしことに つまあれて みさほたたぬと ちきりさる』ホ13 『あめくまやれは すてにさり かたかうるその たねささく』ホ15 『あつくをしゑは にふさるる としとしまなふ あけほのの わさもはやきそ』ホ17 『はやきはたれに おもむかて やたのかかみの あやきけは よこかおさるそ』ホ17 『あなありかたや あなにゑや あなうれしやと をかみさる』ホ17 『ここにゆるして むかひふね みやにかえりて むつみてそさる』ホ25 『やすかわの かりやにいのり ときゑやみ なおるといねの いたみさる』ホ30 『よさやゑうつき いほみさる みしりつひこの かみとなる』ホ31 『しもそよか あめたねこさる ももやそな おもむろおさむ みかさやま』ホ31 『しろくつる もろひとされは さほひこと きさきもまかる』ホ35 『なかたうまれの つちきみは もとにかえらん もちかえり つけよとてさる』ホ36 『すへらきの くしひによりて かえるいま すてにさります』ホ37 『くしひるお まことにおそれ おかみさる おほまとのより みやうつし』ホ40 『さやけをけらに とんともち ゑさるかみあり きさらきや』ミ9 |
変態:「する(擦る)」「そむ(初む)」「たむ(回む・廻む)」「たふ(回ふ・廻ふ)」
派生語:「さら(更・新)」「さり(更)」「さらふ(浚う・復習う)」「かさり(替更り)」
【(鋭る・清る・優る・聳る)】
D:
正の方向に離れる/離す。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」
『ひのめくり なかふしのとの あかきみち やよろとめちの つきおさる』ミ6 |
変態:「さゆ(冴ゆ)」「さむ(覚む)」「すむ(澄む・済む)」「そふ(聳ぶ)」
派生語:「さらり」「さる(猿)」「まさる(勝る/真猿)」
【(退る・垂る・冷る)・去る】
E:
負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」
『わかちちさらは もろともの かえことなせは』ホ10 『わかこさりにき われもさる いまわれさらは たれかまた』ホ10 『わかくさなきの このほこに ならしたまえと いひてさる』ホ10 『かのちこお あめにおくれは かみのまえ えたそろはねは さらんとす』ホ12 『うねひやま ひるはくもとゐ ゆうされは かせふかんとそ このはさやきる』ホ31 |
変態:「さむ(冷む)」「しる(痴る)」「すふ(窄ふ)」「すゆ(饐ゆ)」
【猿】
D:
正の方向に離れるもの。勝るもの。ましなもの。
『そのもときけは むかしはは まさるにとつき よよおへて みなさることく』ホ8 『たまかえし さるさるさわに おこるみちかな』ホ8 『うつすかかみに なおさると おろちとみつち かけあれは』ホ8 『たちからを みそむつきます さるたひこ そむとしおれと これはまれ』ホ16 『そのなあらわす さるへらと かくらおのこの きみのもとなり』ホ24 |
「さる(鋭る・優る・聳る)」の名詞化。
【(去)】
分れ。分け。別。 =あかた(県)
『みぬさるをうみ もふさくは やつめひめかみ みねにあり』ホ38 |
「さる(去る)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・分れる/分ける」などの意。
12/02/23
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】