みそ  ミソ  miso

  

【三十】
30。一月の日の数。

『むかつひめより このうたお みそめおまてに たたつませ』ホ1
『つきはおくれて みそたらす まことみそひそ』ホ1
『つきにみそわの めくりまし ややむそよかに めくりみつ』ホ14
『あすふためくり みめくりと みそかにはみそ みそひふみ』ホ16
『ゑとにはんへる みそのかみ ひひにかわりて むそかもる むわのなめこと』
ミ7

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み(三)」+「そ(十)
また「みす(充す/満す)」の名詞化。

 
 

【(見そ)・味噌】
1.合わせ。収め。直し。調え。 (複数の具を)合せた料理。寄せ鍋。

ななくさみそも とんとほも かみありかゆも おこなわれ』ホ30
『むつきなあさは ななくさの みそにゐくらや』ホ38
『ゆみはりまつる みそのなは ぬゑあしもちか かさくさお』ミ9

2.合せる具。添える具。 =な(菜)

『こけふはこへな いたひらな すすなすすしろ すせりなす なみそにのそく』ミ7

 
みす(見す)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・収める・直す」などの意。

類語:「な(菜)」「あい(合)

 
 

【(召・衣)・御衣】
(身を)覆う・包むもの。衣。

ゐのらすみその にいなめの かんみはおれは とのけかす』ホ7
『ささきみそ とひゆふまつり からすつか やひやよいたみ もおつとむ』ホ10

 
みす(見す・召す)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・覆う・包む」などの意。

変態:「めし(お召し物)
類語:「みは(御衣)

 
 

【(禊)】
B: 離すこと。放ち。払い。祓い。

ななくさみそも とんとほも かみありかゆも おこなわれ』ホ30
『むつきなあさは ななくさの みそにゐくらや』ホ38
『こけふはこへな いたひらな すすなすすしろ すせりなす みそにのそく』ミ7

みす(放す)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・放つ・払う」などの意。

類語:「みそき(禊)」「いすき(濯ぎ)」「ゆすき(濯ぎ)」「いさき(潔)」「すすき(濯ぎ)」「そそき(濯ぎ)」

 
 

【溝】
1.空き。
2.へこみ。窪み。沈み。

『なかくほの こみそにゆきて あふみにて そのたれかわお うちあおつ』ホ191
『ものぬしは ともなすゆえに みそくいお そえものぬしと はらのもり』ホ25
『もろくにに やものいけみそ つくらしむ なりわひふえて たみとめる』ホ37

 
みす(放す/貧す・短す)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・除かれる・空く」、また「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「減る・後退する・下がる・低まる・沈む」などの意。

類語:「あな(穴)」「くほ(凹・窪)」「ほら(洞)」「ほり(堀・彫り)」「えり(彫)」

  

10/02/02

  

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