【栗・(限・画・垣・殻・貝・卵)】
1.囲み。限り。垣。殻。区画。
2.硬い殻に覆われるもの。
『ももにひな あやめにちまき たなはたや きくくりいわひ』ホ1 『なこそしる ふつのみたまの ささむかひ かゐのはまくり あふみをち』ホ11 『それはきはきに きりはしろ ひのきはきあか くりはくろ』ホ15 『ちあゆみのほる はにのいき のほるいかくり いゐのなり』ホ15 『あにたくりかこ たくらまろ なおことなせと はせひめは』ホ27 『ももにひな あやめにちまき たなはたや ここくりいわひ』ミ1 『おけらたき わかめみつくみ しときもち まかりかやくり』ミ7 『はつひまつりは ふとまかり やまのかやくり うみのめも』ミ9 |
「くる(交る/離る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・収める・包む・囲む」、裏返しの意で「B:
離す・分ける・限る・画す」の意。
つまり「くり」は「垣・殻・貝」と同義で、「(殻に)覆われるもの」の意。
変態:「から(殻)」「こうら(甲羅)」「かゐ(貝・卵)」「かめ(亀)」「きり(限)」
類語:「かき(牡蠣・垣)」
派生語:「はまくり(蛤)」「たくり(卓限)」
【(際・極)】
1.正の方向に離れるさま。 至り。完成。究極。
2.(1の物実) 栗。
『ももにひな あやめにちまき たなはたや きくくりいわひ』ホ1 『ももにひな あやめにちまき たなはたや ここくりいわひ』ミ1 『おけらたき わかめみつくみ しときもち まかりかやくり』ミ7 『はつひまつりは ふとまかり やまのかやくり うみのめも』ミ9 |
「くる(上る・高る)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
10/02/25
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