【影ろふ・陰ろふ・(陽炎ふ)】
C:
往き来する。揺れる。出たり消えたりする。
● 日射で暖まった空気が揺れて見えるさま。
『たみなわしろに たねおまく やよいなかより かけろいて なえおいそたつ』ミ7 |
「かける(掻ける・駆ける)」と同義語「おふ(往ふ・揺ふ)/あふ(往ふ・揺ふ)」の合成。
ここでは「C:
回る・往き来する・揺れる」などの意。
【陽炎】【蜉蝣・蜻蛉】
揺らめくさま。出たり消えたりするさま。存在を判別しがたいさま。はかないさま。
『かけろふのひの こえくにの たけいわたつは くつおあけ』ホ25 『やよゑなかすえ かけらうや めつたりおさむ たもとかめ』ミ9 |
「かけろふ(影ろふ・陰ろふ)
/ かけらふ(影らふ・陰らふ)」の名詞化。
変態:「かきろひ(陽炎・火光)」「かきろふ(蜉蝣・蜻蛉)」
類語:「かくら(神楽)」
10/03/12
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