霜月。
陰暦十一月。ネツキ・ネシモとも言う。
低まる・勢いを失う・静まる・果てる月。
『十一月の末の 弓張に 神乗り粥は 黒豆と 大麦と小豆と 七菜の米 粥に炊ぎて ウケミタマ 五柱
祭り』38文
『"ヱ"
の嘗は北に 十一月の中 一陽を招けば 傾守 舵を北に率き 日を迎ふ』ミ7文
『この初嘗は 今の宣 九星
纏りて 陽回りに 黒豆飯の 力添ふ』ミ7文
『十一月は 弥々陰が昇る 霜柱 柊
初草 蕾 差す』ミ7文
『"ヱ"
は陰の三つの 一陽神 日の充ち 繁々げ 北に返す
一陽 伏せても 天地 地幸 "ト"
の神をして 初嘗会』ミ9文
『十一月 露も 霜柱 木枯し
吹けば 木葉・実 落ち 柊 初草 芽張るなり』ミ9文
『垂の尽る(冬の至り)の 一陽は十一月に 巡り来て 充つの願ひの 春や来ぬらん』フ110
『垂(霜月)に祝うは 陽回り
備う 御祭(新嘗祭) 栄ゆりの胞衣の 神ぞ斎みける』フ117
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