そら  ソラ  sora

  

【空】
1.空いているさま。形の見えないさま。から(空)。空虚。

そらなるものは ちちきけと みのみはしらお ゆきぬけて』ミ1
『こえおちかえの たなはたの そらひのおとは みにつかす』ミ1

 ● 形無き物。 気。霊。陽陰のエネルギー(日潤夜潤)。神霊。

『またたたは はるのそらねお はにあみて いたくにたれは たたといふ』ホ16
そらかみのれと すめらかみ つけなておらは おやおやや あらこききてん』ホ17

 ● 実質のないさま。偽せ。絵空事。嘘。

『あれおにものお やふるなら そらはふこにて まねきいれ』ホ12

 ●<副詞的に> 実質なく。中身なく。

『あやまりみての ししはめは ししこりちちみ そらこえて』ホ15

2.(土・水に対して)人の住む地上の空間。宙空。空気。

『うつほにすめと そらとはす はにふみおれは こたえしる』ホ17
『いまはるなれは にしのそら たみつかれなし よしよしと みことさたまる』ホ20
『なおそらさむく つきすえは かゐみなきそひ ややひらくミ7
『またそらさむく うるおえす ややなめつくる』ミ7
『よろきねうるひ うゑさむく すゑにひたけて そらさむく』ミ9

 ●天の下で地の上の空間。天が下。天下。地上。国家。人間社会。覇権。政権。

『すへかみそらに しらせぬは あらこすりなる これみうん さそらききてん』ホ17
『おのかへら なんますこちに わさつけて そらつかまんと みちひねり』ホ17
『あまのいわふね おほそらお かけりめくりて このさとの なおもそらみつ やまとくに』ホ20

3.高み。上空。天空。タカマ

そらはたかまの はらのうち めはなにしるも ひつきほし』ホ17
『ほおあけて おきはしるめは おほそらお はるかにかけり』ホ20
『あまのいわふね おほそらお かけりめくりて このさとの なおもそらみつ やまとくに』ホ20
『おとろきいりて たらにつく そらつかみかは まれひとと』ホ25
『かくそおほして かみまつり みやこのそらお なかむみうたに』ホ38
『たはきそらてる みつをかみ きさらきなかに みつをきて』ミ9
『かはにしそらの をあけかみ はつきなかより みめのとく』ミ9

 ●高みに在るさま。上位者。日月。日月の君

『あまのいわふね おほそらお かけりめくりて このさとの なおもそらみつ やまとくに』ホ20

 
そる(剃る・逸る/聳る)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・退く・空く」、また「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

類語:「から(空)」「うつほ(空)」「うつろ(空ろ)

 
 

【(反ら・逸ら)】
離れ。反り。それ。ずれ。外れ。曲がり。ねじけ。

『しはしはまつり きこしめす これそらくもり あらさりき』ホ192

 
そる(反る・逸る)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・反る・それる・曲がる」などの意。

変態:「そり(反り)」「それ(逸れ)」

  

09/09/24

  

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