【陽・男・日】「うゆ(上ゆ・大ゆ)」の名詞化「うを(上・大・央・敬)」の短縮。=う
正の方向に離れるさま。 うをせ(空火風)。陽霊。日霊。光。明り。
『ゐとしふゆ をははかまきる めはかつき』ホ1 『いにしえの あめつちうひの きはなきに きさしわかるる あうのめを』ホ2 『をはあめとなり ひのわなる めはくにとなり つきとなる』ホ2 『まさかきの うゑつきゐもに みつるころ よつきのをかみ』ホ2 『このひなかたの をはかむり うおそてはかま めはこそて うはかつきなり』ホ2 『かれをはとのそ めはまえと やもつつきまて』ホ2 『ひひめみをうむとののあや』ホ3 『やとれはあたる ちちのをゑ をのこはははの くまとなる』ホ3 『ことあけに めはひたりより をはみきに わかれめくりて』ホ3 『めはあなにえや ゑをとこと をはわなうれし ゑおとめと』ホ3 『とつきとは めのにわなふり をゆれなく をとりなきさる』ホ3 『をはひたり めはみきめくり あひうたふ あめのあわうた』ホ3 『ことさかのをか みちきけは とこみきはまつ めかのみて のちをにすすむ』ホ4 『とこいりの めはことあけす をのよそい めかしりとつく』ホ4 『かれうひるきの みことなり きねはめをとの をのきみそ』ホ4 『めはのらす ふたをやふたつ をにうけて こおうむゆえに』ホ4 『さきにたらちを はなきねは ねのくにさほこ しらすへし』ホ6 『いきおひは あめにのほりて をおかゑす あひわかみやに ととまりて』ホ6 『つくしにやれは つくみおれ たなきねはとる をはちちに めはははにつく』ホ7 『ましわりさると すかさあを やゑはゐもとむ したたみの さすらやらひき』ホ7 『さすらをは みことおうけて ねにゆかん あねにまみゆる しはしとて』ホ7 『ねにいたるのち こおうまん めならはけかれ をはきよく これちかひなり』ホ7 『をはちちにゑて はおいたけ めはははにゑて あとゐねよ』ホ7 『くはちとたかふ くはきうの をのほおいとふ』ホ8 『くはきうの をのほおいとふ はしかみの をかめかふすへ ひしかんと』ホ8 『つきはかつらき ひことぬし つきはすせりめ ゐをみめそ』ホ9 『をにみつありて もゆるほの なかのくらきは ほのみつよ』ホ13 『をはおもてわさ つとむへし めはうちをさめ きぬつつり』ホ13 『またとわく ひはをにかえり みつはめに ひとはひとみに かえらんか』ホ13 『をはきよく かろくめくりて あまとなり めはなかにこり くにとなる』ホ14 『をのうつほ かせうむかせも ほおうみて をはみつとなり めはふたつ』ホ14 『をはさきに めおつつむゆえ せはめられ ついにほすゑの はせいてて』ホ14 『みとりしちなる をのはしめ これをのこうむ あくりなり』ホ14 『めははやく をはつつまれて しちならす たましまかとに いゑりなす』ホ14 『ひといきか めをとわかれて をはあめに めはつちとなる』ホ15 『をのうつほ かせうみかせも ほとわかれ うをせのむねは ひのわなる』ホ15 『あめとふるなり さむかせに ゆきとこほれと をにとける』ホ15 『をまつのほりて あめとなり めはのちくたり くにとろの』ホ16 『をのうつほ かせとうこきて ほとはける をせのむなもと ひとまろめ』ホ16 『をせのむなもと ひとまろめ あちかくめくり をにくはる』ホ16 『をははにむかひ とつくとき かりのししなみ ほねあふら』ホ16 『をのいきす よろみちむやそ めのいきす よろみちもやむ』ホ16 『をまつめくりて めおつつむ めかせはまりて はゑいつる』ホ16 『はゑいつる はなくきはしち をのはしめ をのこうむなり』ホ16 『のちうくるひの ましわりは めまつめくりて をおつつむ をはしちならす』ホ16 『おひはゐわみの かためなり をはしたあわせ めはうえそ』ホ16 『かれもろはねお よりたたし をつるおたてに めおよこに』ホ16 『かはねおとえは をはこもり めはかつてひこ たまふなは』ホ31 『すへらきのみこ をはゐそゐ めはふそむすへ やそひなり』ホ38 『みやつひめまた のちのつま たけたとさえき ふたりうむ そよをひめあり』ホ40 『めはたをはらに あたらしと すつおかなさき おもえらく』ミ1 『ひめみをのあや』ミ3 『あわうひの あわはきよくて むねをかみ うひはにこりて みなめかみ』ミ6 『をはかろきよく あめとなり めはおもりこる くにのたま』ミ6 『ゑにゆつるきり ひおまねき ふゆひをかえす』ミ6 『こほしまつりて をめくりに くろまめゐひの ちからそふ』ミ7 『めのなめは うめのいもみつ うつきより うをおまねきて なつおつく』ミ7 『かみなつき うめしりそけて しくれなす ややそこにみち をおつくす』ミ7 『かたちはゑみつ をのはしら』ミ9 『めはつねにすむ みつのかみ うつきはうめの をおまねく』ミ9 『かはにしそらの をあけかみ はつきなかより みめのとく』ミ9 『みはきさにすむ そのめふり をかみしりそく はつしくれ』ミ9 『こころさためて ふぬむえけ もとをのこえお わけしれは』ミ10 『あそのよの なるかんをかも すみめかも わけやかえらん たのしきわなり』フあその 『をのねせは めのまつりこと おきふしも わかぬまよひの をはねせにけり』フをねせ |
【陽・表・面・主】同上。 おもて。 =まえ(前)・むね(棟・胸)・さき(先)・そと(外)
『をのなわの ゆうはさるたの つつまやか とりゐにほとお かくるかさなわ』フをなわ |
【御・大・熟・上・兄・老・敬・斎・百】同上。 正の方向に離れるさま。
『たまつのをしか あちひこお みれはこかるる わかひめの わかのうたよみ』ホ1 『のほるほつまの をはしりの さかにゆきあふ をしかとは』ホ11 『みうちにはへり みちおきく もろよろたみも をしらすに むれきくときに』ホ14 『あめのかたちは いわをやま ひつきもくにも はらこもり とはやゑにきて』ホ14 『をはしりは むまやをさめそ きみとみと こころひとつに つかさとれ』ホ191 『ときにきみ をこぬしかみと なおたまふ はしらなもこれ』ホ21 『うつろゐの をまさきみとそ としのりに やしろたまわる』ホ21 『みかりのをとも こふゆえに むらくもめして みことのり』ホ24 『あやにしるして をてつから ふみおみまこに さつけます』ホ24 『すへらをみこは をにふより みつほにみゆき まみゑすむ』ホ27 『かしはてによる うさこひめ たねこかつまと ちちにとひ つくしのをしと』ホ29 『ひそかにし このたひたまふ をしもめは このゆりひめそ』ホ31 『くにまつり みけなへもふす をもちきみ ともにたすけよ』ホ31 『としはたち あすおしきねお をきみとし かすかおたまふ』ホ31 『をとみかしまと たたねこと たまかえしのり まつらしむ かれにあかるき』ホ33 『かねてねかえは このたひは よしこおうちの をみことし』ホ36 『ゆくすくみちに いふきかみ をおろちなして よこたわる』ホ40 『をやまとの みちはすなおに いつわらて ひとのことのは にゑにゆくなり』フをやま 『をのきにの いさおしおとに あるなれは ゐゑもさかいも さにそきにける』フをきに 『をによろの こころはうちの さこくしろ うつひとはかみ かみはひとなり』フをよろ |
【央・奥・治・長・主・王・太】同上。 中心・中軸・核。肝・心・要。 治者。長。
『をはきみの くにをさむれは きつをさね よもとなかなり』ホ1 『そさくににうむ そさのをは つねにおたけひ なきいさち くにたみくしく』ホ3 『ここにをさめて うむみこは いむなしつひこ たちからをかな』ホ6 『あめつちも うちともきよく なるときに をうちにはへる とみたみも』ホ17 『こえのオは こわにおさまる ヲのをして』ホ18 『きのこかとこれ きつをさね をはうちおもる』ホ21 『これやゑかきは もののへの ななりとおのか をにこたゆ』ホ23 『てれはすへらの よよのかき おのかをなりと ちかいなす』ホ23 『ををんかみ はらのをきみと なおたまふ にはりのたみか ことしたふ』ホ24 『たまのをも あわとわかれて そとはあに なかはわとなる おしてより』ミ10 『いのきにの きつさにとみの あらそひも つさをはやめて きにやにくらん』フいきに 『をのこけは みちにさまよう みのすみか わさもやまいも こけやたすらん』フをこけ 『をのおれは くもるかかみも あからさま おれすはねすみ なこやかむらん』フをおれ 『をにつるの まつりははなの かにのこり やむまつしさも をにやつくらん』フをつる 『をのゐさの みちすみやかに ゐさむるは あくたのちから ゐさはやのかみ』フをゐさ |
【央・皇・公】同上。 和つ君。中央政府。
『をにふにいたり みこいたき みめみてなてて はははいま』ホ26 『をてれせゑつる たたことの うたにみちひき うむくにの またくとほれは』ミ10 『をのちりの たみはひおけす あらそひの おとかみたれは をもやちるらん』フをちり 『をぬうなる みははもすそも ほころひす つうしよこへの いともかしこし』フをぬう 『をのゆんの まつりやにわに おそるれと うまよりことの たみおひくなり』フをゆん |
【秀・峰・穂・尾】同上。 頂き。棟。畝。尾根。
『よめちゆくねの をにおさむ ゑなかたけなる しなのくに』ホ28 『つましなぬしら このみゑな そのをにおさめ まもるへし』ホ28 『よしのをのゑの ゐひかりも いわわけかみも いてむかふ』ホ29 『をのそのは やけてあわたの とりえあり みつとりえねは そののもえくさ』フをその |
『みちのくよりは きかねとを くまそやももて たてまつる』ホ39 『このゆきおもく ふもをあり おいてもとむる』ホ39 |
【結・緒・治】(1)結び。統べ。治め。(2)何かと結合する端末部。(3)結ぶもの。契約。契り。誓い。
『はやたまのをか わたしても とけぬおもむき ときむすふ ことさかのをそ』ホ2 『たまのをととむ みやのなも をとたちはなの あわきみや』ホ5 『たまかえしせは ひとならん さきにまかるも をおときて ひとにうまるそ』ホ8 『よろものきれと たまかえし みたれをとけは かみとなる ここちかすかと』ホ8 『かはねのみやに かんくらお もふせはをとけ ひとなるそ』ホ13 『たまかえし なせはをとけて みやにいる なさねはなかく くるしむそ』ホ13 『ほそのをとなる みはしらの ほとよくおもり めくりかけ』ホ14 『かししはくさく をもみたれ とくはあらひみ うるとなも』ホ15 『ついにたねなる おのころの ゑなのへそのを かわくるま』ホ16 『いまややわるる こりたまの をとろそそきて のちのをおおく』ホ17 『うつろくつわや くにたまお ひとぬきのをと こころゑは』ホ191 『かすかにのれは ふとまにの あこけはしわさ うつをかみ』ホ21 『もしあやまりて ころさるも かたきおとれは をおとくと』ホ23 『をのゑなお ねにおさむれは よくまもり わさはひあるも しなかゑて』ホ28 『たみに をおととけ あわおつかねて ひつきなす もすそおくめと』ホ28 『またひとなると をおきれは よろのをたうの やまそはこさき』ホ28 『むかしのひとの をおととむ をとたちはなと なおたまひ』ホ37 『いもせのみちは つらなりて たちわかるれと つりのをは きれはせぬそと』ホ40 『あきかせつけて まをまゆみ ゐとおつむきて たくはたや』ミ9 |
【放・穂・枝・派・葉・尾】派出。突出。派生。枝分かれ。区分。種。個。
『やもひとくさお いけめくむ かれかつをやき ちきのうち そくはうちみや』ホ36 『このふとまにの よそこをは もともとあけの さこくしろ』フ序 |
【緒・端・派・辺・方・面】同上。
(1)端。末端。非主要部。(2)周辺。ほとり。(3)区分。区画。 =は・ほ・へ
『おのつとこゑも あきらかに ゐくらむわたを ねこゑわけ』ホ1 『うえにある われはかんむり ひとくさは みみちかきをそ』ホ28 『やをのあらひと いまなれて もろたのしめは かんかえて』ホ34 |
『ははかをさきに つるきあり ははむらくもの なにしあふ』ホ9 『いまややわるる こりたまの をとろそそきて のちのをおおく』ホ17 『としのりたまめ やまさかみ をころのかみも はにまつり』ミ8 『をのはらは みちもつるきも かけさしと もとめさいわう をはらさしかみ』フをはら 『をのむくは ほことかかみお あらかしめ むかうあたなく たたにをさまる』フをむく |
【尾・下】同上。 後部。終端。おしまい。
『とつきとは めのにわなふり をゆれなく をとりなきさる』ホ3 『みをすえは きぬふたなかれ よたけやた みこみをすえに すかりゆく』ホ40 |
10/09/11
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